入院7日目 退院(5w5d) | 重症新生児仮死で生まれたこまさの記録

重症新生児仮死で生まれたこまさの記録

2017年3月28日、新生児重症仮死で生まれたこまさ。
自発呼吸がなく、生まれてからずっと眠り続けていました。

2018年11月22日、こまさはお空に旅立ちました。
そんなこまさの入院の記録、成長の記録や回想、日々のこと。そして2019年11月からゆるっと妊活を始めました。

お昼ご飯を食べていたら、診察室に呼ばれた。


内診は夕方と聞いていたのに。

ちょっと嫌な予感。


絶対安静なので、診察室までは、看護師さんが車椅子で迎えに来てくれる。



診察室に着くと、内診をせず、先生から


おじいちゃん(先生)「結果が出ましたので、お知らせします。残念な結果ということになりました。」


猫(わたし)「そうですか。。。」


おじいちゃんhCGという妊娠していると出るホルモンの値が、初日は1300だったんですね、でもそれが昨日の時点で40まで下がってしまった。この数値は流産を示します。

妊娠初期の流産は避けられないものですので、何が原因とは言えません。残念ですが。来月あたりいつもより重めの生理が来るかと思います。もし妊娠をご希望でしたら、生理を2回見送ってからタイミングを取ってみてください。もちろんお気持ちの整理がついたらですけど。」


猫「わかりました。。」


おじいちゃん「では、今日で退院になります。お仕事や家事も無理のない範囲でやっていただいて結構です。」


猫「わかりました。 ありがとうございました。」



もしかするとと覚悟はしていたけど、呆然としてしまって何も質問できなかった。



部屋から出て、車椅子に乗ったところ

「あ、もう安静解除ですので」と看護師さんに言われ、歩きで部屋に帰らされる。


ぼけーっとしたまま、部屋に戻ったところ、お昼ご飯は下げられていた。


猫「あーっ!!デザート食べてなかったのに。いつもデザートはフルーツだったのに、今日はあずきプリンだったのに!!食べたかったのにーっ!!」



とそんなことだけ思い(意地汚い)、荷物をまとめた。



会計はすぐ計算できないので来週外来で来るときに一緒に支払ってくださいとのこと。

洋服も持ち帰ってもらっていたため、パジャマのまま、自分で車を運転して帰宅した。




猫に会えるのがうれしくて、1週間ぶりだから飛びついてくるかしらと思ったけど、そんなことはなく、猫はお気に入りのクローゼットの中で寝ており、呼んでも出てきてくれなかった。(寂しい。。)



帰宅してすぐ、こまさのお家(こまさのお骨が入っているエンジェルハウス)のところへ。

お花がひまわりになっていた。

ママがいない間にパパがお花を替えてくれたんだね。

うれしかった。

お線香をあげた。

こまさの分とこまJrの分と2本。

初めて涙が出てきた。




ごめんね、守ってあげられなかった。

せっかく来てくれたのに。




泣いたので疲れて眠ったら猫が枕元に来て一緒に寝てくれた。

優しい。癒やされる。慰められる。



今日は実は結婚記念日で、病院はコロナで面会不可だったから、「今年の結婚記念日は一緒に過ごせないね」と夫と話していたのに、結果的に一緒に過ごせることになった。


結婚記念日に流産が判明するなんて悲しいけど。


結婚記念日に会えるようにしてくれたと前向きに捉えよう。



ありがとう。

短い間だったけど、お腹に来てくれてありがとう。

うれしかったよ。



こまさ、弟か妹がお空に行ったのでよろしく頼むね!

またお腹に戻ってきてね。