和文化・おもてなしマナー講師の安達和子です
松花堂弁当とは
特別な行事やお客さまのおもてなしのときに
出される高級な仕出し弁当のことです
実は、松花堂弁当は
懐石料理から生まれたようです。
松花堂弁当の「松花堂」という名前は
江戸時代初期の真言宗の僧侶、書画家の
「松花堂昭乗」に由来しているとされています。
松花堂昭乗は
学問にも精通していて多才な人物だったそうです
その松花堂昭乗が
農民が使っていた十字の仕切りがついた
種子の入れ物をヒントに
自分の絵の具入れなどの道具を作り使用していたところ
その道具を
日本料理で有名な
吉兆の創業者である湯木貞一氏が参加した茶会で
松花堂昭乗が好んでいた
十字仕切りの折箱に関心をもち
その折箱に改良を重ねて
仕出し弁当の入れ物として使い始めたそうです。
そして、その折り箱に入ったお弁当の名前を
松花堂昭乗に敬意を込めて
「松花堂弁当」と名付けられたのです。
松花堂弁当とは
人の名前だったのですね~
お読みいただき嬉しく思います
ありがとうございました
一般社団法人大和撫子和乃会