和文化・おもてなしマナー講師の安達和子です
昨日は、懐紙の話をしましたが
「懐」とは
着物の胸の内側部分のことです👘
平安時代から
様々な用途に使われてきたとお話ししましたが
使い方は様々で
俳句を書きそれを懐に忍ばせたことから
懐紙と呼ばれるようになったようです
和服を着た人が
手を袖から出さずに懐に入れていることを
「懐手(ふところて)」といいます
また、手を出さないところから
自分では何もせず人任せであることを
「懐手したまま見過ごす」などと使いますね
「懐手」と言っても
ピンとこないかもしれませんが
坂本龍馬の立ち姿の写真を見ると
どのようなしぐさかわかると思います。
龍馬の懐手にの理由は
「鉄砲を持っている」
「寺田屋で負った傷を隠している」
「万国公法(本)を持っている」という
3つの説がありますが
本当のところはわかっていないようです
お読みいただき嬉しく思います
ありがとうございました
一般社団法人大和撫子和乃会