和文化・おもてなしマナー講師の安達和子です
本日は【あとひきしぐさ】について話しますね
昨日の「手を振るしぐさ」の続きです
別れ際にも
「また会える日を楽しみにしています」などと言って
手を振ったことはありませんか
また子どものころ、何回も振り返って
「バイバ−イ」「また明日〜」と
していませんでしたか
毎日一緒に遊んでいても
それぞれに帰宅するのは名残惜しかったですよね…
この、別れ際には
名残惜しいという気持ちや
もっと一緒にいたいという気持ちには
昨日もお話したように
「気をつけてね」「元気でいてね」という
相手の無事を願う気持ちと
そして「また会いたい」という気持ちがあるのです
「終わりよければ全てよし」と言うように
物事は最終の結末がもっとも大事だということです
折角、良好に進んでいても
最後のしぐさが悪いと
今までの関係は無駄になることもあるのです
後を引く…と言う言葉のように
余韻がいつまでも続いて帰りたくない。
もっと美味しいものを食べていたい。
何とも言えない名残惜しさなのです。
仕事でも
帰るお客様に挨拶したらすぐに背を向けたり
話が終わったとばかりにガチャンと
電話を切ったりしていませんか
感謝の気持ちを込めて見送る
同時に別れたなら振り返ってもう一度会釈する。
電話は余韻を残して静かに切る…など
しぐさには心が見えてくるのです
手を振るのと同じ…
相手を思い名残惜しさを味わうことで
また会いたくなったり
もう一度、仕事をお願いされたりと
印象もアップされるのです
お読みいただき嬉しく思います
ありがとうございました
一般社団法人大和撫子和乃会