本日は【皐月】について話しますね
ゴールデンウィークをいかがお過ごしでしょうか
今朝は、肌寒い朝ですね
真っ赤なさつきが綺麗な季節です
旧暦五月は
「皐月(さつき)」と呼ばれます
雨期に入り
田植えが始まる頃なので「早苗月」
「小苗月」が略されたとする説
「五月雨月」からの説もありますが
農事と密接な「早苗月」が、有力と言われています。
「皐」という漢字の読みは
「コウ」「さわ」「さつき」などの読み方があります
「皐」は
水辺の平らな地、岸、沼などの意味もあります。
皐月を早苗月と呼ぶのは
さなえの「さ」は神稲(くましろ)のことで
早苗とは苗代から
田んぼへ植え替えるころの稲のことです
五月は「神さまに供える稲を植える月」という
意味があるのです。
また、田植えの日に
苗を田に植える女性のことを早乙女と言いますね
昔は田植えを
ハレの儀式として行なっていたので
早乙女もハレ着
(紺の単衣に赤い襷、白い手ぬぐい、新しい菅笠)を
着て田植えをしました
田植えをするのは
若い女性の「神聖な仕事」とされていました
昔の日本では「田植え」というのは
とても神聖なものでした。
そして「早乙女」と呼ばれる少女たちが
田植えの役を担っていました
田植えの神を迎えるために「早乙女たち」は
「菖蒲」や「よもぎ」で屋根を葺いた小屋に一定期間こもり
「菖蒲酒」を飲んだりして穢れを祓う
「五月忌み」という儀式を行っていたそうです
そうして早乙女たちは
神聖な存在になってから田植えをしたのですね
田植えが終わると
田んぼも緑の絨毯のように美しく
新緑のまぶしい季節ですね
お読みいただき嬉しく思います
ありがとうございました
一般社団法人大和撫子和乃会