本日は【衣文抜き】について話しますね
今朝は、お嬢さんのお宮参りをする
ママの着付けをしてきました
お天気も良くお参り日和ですね。
着物は👘
着付けて出来上がる衣装ですから
その人の雰囲気も重要になります
着付けをお願いされると
当たり前ですが
その人がより美しく見えるように着付けます
また、衣文抜きもポイントになります
衣文抜きは
後ろ衿を少し下げて衣紋を抜いた着姿です。
衣文の抜き方により着物姿が美しく見えるのですが
抜きすぎると品がなく見えますし
あきが無いとやぼったく見えるので
衣文抜きはとても大事です
実はこの衣文抜きは
女性の魅力を最大限に生かした着方なのです。
江戸時代以前は
衣紋は抜いていませんでした。
それが、衣紋を抜くようになったのは
江戸中期に髷を結う髪型が流行りだしたからです
後毛の「たぼ」が長い髷が流行り
油が衿につかないようにしました
また、襟足を綺麗に魅せる効果もあることで
人気になって広まったようです
衿を抜く度合いによって魅力が異なりますが
衿を抜く、抜かないは個人の自由です。
TPOに合わせるのも大事ですね。
衣文抜きで大切なのは
自分に似合う衿の抜き方を見つけることです
お読みいただき嬉しく思います
ありがとうございました
一般社団法人大和撫子和乃会