サインズ オブ ザ タイムス
11月号
美しい日本のおもてなし
心を伝える日本人の言葉
日本には
言霊という言葉があるように
目には見えない不思議な力が言葉に宿っていると
古来から信じられてきました
私たちの言葉は
意思疎通をするためだけにあるのではなく
心から伝わるもので
使う方の印象や
場の雰囲気を変えることさえあるのです
内容は
・感性豊かな日本人の言葉
・季節の言葉
・三種類の日本語
・丁寧に優しく聞こえる大和言葉
・おもてなしの言葉
三種類の日本語から少し・・・
私たち日本人は
3種類の日本語を使っているのです。
3種類?と思うでしょう
たとえば
「はじめる」という言葉は
同じ意味では「開始」「スタート」があります。
「1」も
「ひとつ」「一(イチ)」「ワン」と
3つの言葉を
その場に合うように考えながら使っているのです
日本人って素晴らしいですね
敬語の使い方で習った
「和語」「漢語」「外来語」
「はじめる」「1」は和語で大和言葉とも言われます。
漢語は「開始」「一(イチ)」
外来語は「スタート」「ワン」になるのです
「大和言葉」は
柔らかく美しい響きが特徴で
日本固有の言葉「和語」ともいい平安時代に宮中で使われていた
雅やかな言葉を指すこともありますが
一般には漢語と外来語を除いた日本語の語彙を指します。
今回は表紙にも大きく
載せていただきました。
美しい日本語は
昔の人々が様々な思いを込めてつくり出した言葉です
その美しい日本語に
命とも言えるパワーを感じます
時代は変わっても
古式ゆかしい日本語を
忘れないでほしいですね
毎回挿絵が楽しみですが
本を開いて目に入ってきたのが
「寿」でした
11月の行事のことも書いているので…
11月の行事と言えば「七五三」
それなので
この挿絵になったのかもしれませんね
縁起のいい絵柄の「鶴亀」は
鶴は千年、亀は万年と長生きするという縁起ものです
七五三で持つ千歳飴の袋にも描かれています
また、パッと見て目に入ってくる「寿」も
「寿命が長い」「長寿」は
とても喜ばしい文字です
そのことから「寿」には「祝う」という意味があります
「寿」からも
素敵な日本語が感じられます
おめでたいときに使う言葉を
「お祝いの言葉」といいますが
このお祝いの言葉は「ことほぎ(言祝ぎ)」とも使います
また、神道の祭典のときの「祝詞(のりと)」も
神様に奏上する言葉です。
そしてもう一つ寿には
「祝い事」という意味もあります
前述の意味と合わせ「言葉で祝福する」
「祝いの言葉を述べて、幸運を祈る」ということを指しているのです。
このように「寿」には
「祝いの言葉」「祝う事」という二つの意味があるのです
寿には
まばまだありますよ
「寿」の最初の意味の「寿命が長い」ということから
「寿」には
「命」そのものや
「年齢」という意味も含まれています・・・
うふふ年齢・・・
「年齢」という文字にも敏感になる
お年頃になりましたわ
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一般社団法人大和撫子和乃会