9/18鑑賞

 

ケイト・ブランシェットの涼しげな顔と落ち着いた声が好き。

 

というわけで、本作を観賞した。

 

原題は『Where'd You Go, Bernadette』。

 

うーん。邦題は意味がかけ離れているわけではないけど、微妙にニュアンスが違う気がするし、そもそもダサいネガティブ

 

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自分自身や、自分が好きなこと、自分が本当にやりたいことが見えていないと、苦しいよね。

 

現実問題として、日々の外的要因が自分に直接ぶつかってくるものだから、そういう上辺ばかりに気を取られて、自分や周りの人の本質がなかなか見えづらい。

 

本質が見えていないと、不快なセンサーはよく働くけど、「好き」へのセンサーは鈍くなる。自分にも、他者にも。

 

「嫌い」ばっかり拾っていると、その内きっと息が出来なくなっちゃう。

 

「小さな幸せを見つけられる人は人生が豊かになる」とか言うけど、それって本当だなぁと思う。

 

なんていうか「疑う方が簡単で、信じる方が難しい」というのに近いものを感じる。

 

「好き」も「信じる」も、とてもシンプルなものであるはずなのに、些細な外的要因の積み重ねがそれを複雑にしちゃう、みたいな。

 

色々とオーバーだったし突拍子もないけど、とても大切なことがテーマになっている素敵な映画だった。