9/19鑑賞

 

北欧3ヶ国旅行で一番好きだと感じたノルウェーのホラー作品ということで、観てみた。

 

景色や街並みや人の感じが懐かしくて、いつかまた行きたいなぁ~と思った飛び出すハート

 

ストーリーの感想。

 

Filmarksでは平均評価が☆2.8と低いけど、"北欧神話の夢魔" とか "明晰夢" とかが興味深かったし、終始漂う暗さに北欧感があって、私は結構楽しめた。

 

確かにね、夢魔の効率が良いんだか悪いんだかよく分からない微妙なやり方(しかし強い)は、え?と思ったけど。

 

ホラー定番、カップルの女性的思考(モナ)と男性的思考(ロビー)の違いでありがちな流れにもイライラさせられたけど。

 

私は視聴者の立場&自分の性別もあってか、モナの気持ちになって観ていたもんで、ロビーにはかなりムカついたムキー

 

普段からさり気なく自分の希望をモナに押し付け、2人のことなのに仕事仕事で自分のことしか考えてなくて、家の修繕こともモナに任せっぱなしで、どんなにモナが苦しんでいてもモナの事を信じない。

 

マジでなんなの?そこに愛はあるんかプンプン

 

と思いながら観ていたけど、出て行ったロビーに対してモナが「あなたの声が聴きたくなった。帰ってきて。愛してる。」とか言っちゃうしさぁ。

 

ロビーはほぼ手遅れになってから「僕が家を出たせいだ。モナは1人で戦ってた。僕がついてる。」とか泣きそうな顔で言っちゃうしさぁ。

 

愛はちゃんとあったわプンプン飛び出すハート

 

あと、夢魔バージョンのロビーが無駄にかっこよかった笑

 

エクソシスト系だと、乗り移る悪魔は大抵、下品な発言&奇行&目や血管がバッキバキ&しゃがれ声&器物損壊で「😅」ってなっちゃうけど、美しい姿で現れてベラベラ喋らない悪魔こそ、私の中での悪魔のイメージに近い。

 

ある時点から、メアが出てくる度にハエがブンブンしてたんだけど、ハエを携えている悪魔といえばベルゼブブだよね。メアとベルゼブブって関連性があるのかな?

 

作中ではこんなことを言っていたから違うっぽいけど、気になる。

 

私たちは古くから超自然的な神話を伝承してきました。

中でも強烈な印象を放つのはメアです。

人々に悪夢を見せる悪魔。

悪夢という言葉が初めて登場したのは、メアが人を襲う昔話でした。

メアはスカンジナビアとゲルマンに伝わる伝説です。

メアは眠っている人間の胸に乗り、恐ろしい夢を見せる。

この"胸に乗る"という行為こそ、金縛りを文化的解釈で説明したものに他なりません。

金縛りに遭うのは、入眠する直前や、覚醒した直後が多い。

一時的にですが、体の麻痺と幻覚症状が起きるのです。

その際、呼吸困難に陥ることも。

起きている間にも恐ろしい悪夢を見ることも。

 

面白いっおねがいラブラブ

 

それと、明晰夢について、作中で言っていた内容も興味深かった。

 

夢遊病の症状は多岐に渡ります。

金縛りとは、脳が覚醒したまま悪夢を見つつ体が動かない状態。

克服には、明晰夢で夢を意識的にコントロールします。

夢の中で目覚め内容を記録する。

布団を撫で100まで数えながら"明晰夢を見る"と唱えましょう。

悪夢と金縛り症状の緩和に効果的です。

しかし明晰夢を見るには訓練が必要となります。

 

夢の中で目が覚め、夢を制御できる。

鏡で確認するといい。

"起きているか?"と問いかける。

電気をつけられるかの確認も。

夢の中での操作には訓練が必要だ。

電気をつけられれば夢を完全に制御できる。

すべて思いのままになるんだ。

 

面白いっおねがいラブラブ

 

エンディングは夢か現か気になるところだけど、多分後者っぽい?

 

The 北欧ホラー音譜