8日目。

・・・・・・・・・・・・・・

①ストックホルム市内観光

   -ドロットニングホルム宮殿

   -ノーベル博物館

 

②フィーカ(アフタヌーンティ)

・・・・・・・・・・・・・・

 

9~10日目は帰国日のため、現地最終日の8日目!

 

まずは朝食。

 

ピタパンっぽいのにキノコのマスタード和えみたいなのをのせてみたら、ニシンだった笑

 

北欧でハマった黄色いメロンともこれで最後(T^T)めっちゃおいしかったなぁよだれ

 

さて、まず行ったのは、バルト海の一部であるストックホルム群島の入り江。

 

ここにもヤーンポイケ(15cmの鉄の少年像)がいた飛び出すハート

 

しょう…ねん…?

 

次に行ったのは、ストックホルム郊外のローベン島にある、ドロットニングホルム宮殿という離宮。この宮殿は、スウェーデン王カール11世の母后ヘトヴィヒ・エレオノーラの命令によって1662年に建設が始められ、1686年に完成したそう。

 

宮殿の庭園にはメーラレン湖があり、ガン達がのんびりしていた。渡り鳥だから、秋ぐらいになったらどこかへ旅立つのだろうか?

 

左の門をくぐっていくと…。

 

庭園の並木があり、全て菩提樹。

 

左側の手前から5番目の菩提樹だけ、17世紀以来残っているオリジナルびっくり樹齢300年以上でも残っているということで、歴史的にも特別視されているのだとか。

 

この庭園は幾何学的・秩序・対称性が特徴なバロック様式。ルイ14世のヴェルサイユの影響を受けていて、王権の権威を象徴しているのだそう。

 

ドロットニングホルム宮殿に向かっていたら。

 

交代に向かう衛兵さんたちが通りがかった。(むしろ通りがかったのは私たち?)

 

ザッザッ

 

ザッザッ

 

動画。

 

行進する衛兵さん達が見られてラッキー♪なんて思っていたら、宮殿の入り口に到着。

 

早速入ると、とても豪華な天井装飾とシャンデリアがキラキラ

 

天井のレリーフは、戦いや神話の場面を描いたバロック様式の装飾で、王権や勝利を象徴しているのだそう。

 

こちらも天井の装飾がとっても細かい!漆喰細工と金箔を組み合わせたロゼット模様が美しいキラキラ

 

王族が使う実用品でありながら、美術品としても価値のある木製キャビネット。

 

最初の部屋は衛兵室。ここにある大きなタペストリーは、戦場、軍勢、兵士、指揮官が描かれていて、17世紀にスウェーデンがヨーロッパの大国として戦った歴史を誇示する作品。

 

こちらは17~18世紀にヨーロッパ宮廷で流行ったオリエンタリズムの絵画。スウェーデンも東方交易を行っていて、この絵に描かれている東洋人は、スウェーデン王宮にラクダを連れてきて丁寧なお世話を続けたため、スウェーデンでの名を与えられ、長い事王宮で過ごしたそうな。

 

えっと…この絵は…真ん中がフランス国王ルイ15世、左がプロイセンのフリードリヒ・ヴィルヘルム1世、右がゾフィア・ドロテアの肖像画で合ってるかなぁ( ; ∩ `ω´ ∩ ; )

 

ここに書いてあるんだけど、細かく読む元気が皆無だわネガティブいつか読み返した時に詳細が気になったらがんばろw

 

今度はルイ16世。こちらもフランスから寄贈されたんだろうなぁ。多分笑

 

こちらはヘドヴィク・エレオノーラ王太后が摂政として統制する姿。未成年の息子カール11世の肖像画を持ちながら兜を被っていることから、摂政を象徴的に描いている。

 

椅子を挟んだ反対側(椅子を撮って絵を撮っていないw)には、カール11世とデンマーク王女ウルリカ・エレオノーラとの婚約の絵がある。デンマークとスウェーデンが結婚によって和平を結んだことが描かれている。

 

こちらはヘドヴィク・エレオノーラの寝室。

 

天井画には万物を見通す神の眼差しの下、亡くなったカール10世グスタフ王と、ヘドヴィク・エレオノーラ王太后の手が結ばれている様子が描かれている。

 

 

2階から3階へ。この重厚かつ絢爛な美しさ!!

 

 

 

3階からバロック庭園が綺麗に見えたキラキラ

 

ここは中国風応接室で、青が印象的。2階のヘドヴィク・エレオノーラの寝室の真上にあって、隠し階段で繋がっているそうなびっくりまた、英雄テセウスがマラトン雄牛を倒す場面の絵は、1784年にルイ16世からグスタフ3世へ贈られたとのこと。

 

オスカーホールのタペストリーは、ギリシャ神話のヘーローとレアンドロスの物語が描かれている。

 

この神話は「人間のレアンドロスと女神ヘーローが愛し合い、レアンドロスは毎夜ヘレスポントス海峡を泳いで渡るが、ある嵐の夜に命を落とし、ヘーローも後を追う」という悲恋の物語。

 

1枚目:レアンドロスとヘーローが出会う場面。上からキューピッドが見守っている。

 

2枚目:レアンドロスが夜ごと海を泳いで渡ってヘーローに会いにくる場面。ヘーローの女官がランプを掲げて立っていて、道しるべをしている。ヘーローはドアからその様子を見守っている。

 

3枚目:嵐によってレアンドロスが海にのまれていく場面。キューピッドが彼を助けようとするも、運命は避けられない。

 

5枚目:命を落としたレアンドロスと、嘆き悲しむヘーローの姿。女官やキューピッドはその悲劇を見守っている。

 

ここは「戦いの回廊」の天井画。神々や寓意的人物が描かれていて、王の権威と勝利を象徴している。

 

ゼウスの父クロノスが「自分の子に王位を奪われる」という予言を恐れ、子供が生まれる度に食べて、その難を逃れるという絵。周りには4大元素の神々とケルベロスがいて、その様子を伺っている。

 

惨いことをするクロノス。だけど、末の子ゼウスだけは母によって救われ、やがて成長して父クロノスを倒し、オリンポスの主神となったそうな。

 

ケルベロスは怯えたような表情をしている。

 

ここは「国王の広間」。こちらも大きな天井に神々や寓話的人物が描かれていて、玉座の間のような荘厳さを演出している。

 
最後の部屋は、最初の部屋と同じく衛兵室。ここで敵を倒してそれ以上奥には入れないという役割。

 

窓側には魔除けの絵が描かれている。

 

王宮内の見学を終えて出ると「ポーセリンルーム」が現れた。これは、1897年 オスカル2世が即位25周年を記念して造った台所だそうな。

 

さて、ドロットニングホルム宮殿の見学を終え、ガムラスタン(旧市街地)へ。

 

まずはこのレストランでランチ!

 

 

アイスレモンティーを頼んだ。

 

サラダ。

 

お好みでオリーブオイルをかけて。

 

フォカッチャのようなパン。ガーリックがきいていた。

 

ミートボールのグレイビーソースがけ・コケモモ添え。付け合わせはマッシュポテト。

 

スウェーデンは、グレイビーソース+コケモモの組み合わせがよくあるのね。

 

デザートはアイス!

 

さて、食後はガムラスタンの細い路地を歩いて、次の目的地へ向かう。

 

 

そこは、ノーベル博物館!

 

入り口。

 

入ると、これまでの受賞者のリストがグルグルと回っている。

 

受賞者がサインする椅子。

 

我らが山中さんのサイン音譜

 

日本被団協についてのパネルもあった。

 

あちこちにノーベルさんがいた。

 

 

こちらは晩餐会についての展示品。

 

ナフキンにはノーベルさんが描かれていて、持ち帰り禁止なのだそう笑

 

賞状の中身はひとりひとり違っていて、受賞者にゆかりのあるデザインが描かれているのだそう。知らなかった。

 

ノーベルさんのデスマスクと遺言の一部。ノーベル賞設立に繋がる遺言の一部で、ノーベルの財産を人類のために科学・文学・平和へと捧げることを定めたもの。

 

ノーベルさんの生涯。

 

ご家族や愛した人。

 

他にも色々な展示があったけど、宮殿記録で疲れちゃったのもあって笑い泣き面白いなぁと思ったこれだけ記録する!

 

これは、スウェーデンの現代アーティストによる「空中に浮かぶAIの少女」という作品。

 

ノーベル文学賞作家 カズオ・イシグロの小説のテーマ「人間とテクノロジーの関係」を芸術作品で表現したものだそうな。

 

この作品に関する解説。

 

・現代の科学技術(特に遺伝子操作や人工知能)は人間社会・労働・人間関係を大きく変えようとしている。

・工業革命に匹敵する変革の時代にあり、同じ過ちを繰り返さないことが重要。

・技術進歩は不平等や人間の隷属を生む危険がある。

・文学は新技術の可能性とリスクを理解する助けとなり、社会をどう再編するかの議論に重要な役割を果たす。

 
というようなことが書いてある。
chatGPTを使っている身として、一番印象に残った展示だった。
 
さて、ノーベル博物館を出て、ガムラスタン散策タイム。
 
スウェーデンは木彫りの赤い馬「ダーラナホース」が有名で、幸せをもたらしてくれるとのことで、まずはこのお店に行った。

 

可愛い飛び出すハート 色々買った爆  笑

 

前日に教えてもらった、修道院が卸しているパン屋さんも見てみた。シナモンロールを買いたかったけど、食べ疲れ&直後にフィーカが控えていたため断念した。

 

聖ゲオルギオスと竜の像。1471年 ブローケベリの戦いでスウェデーデン軍がデンマーク軍に勝利したことを記念して製作されたそう。

 

ストックホルム宮殿の衛兵さん。(右側)

 

ストックホルム宮殿の衛兵さん。(左側)

 

散策タイムが終わり、フィーカ(イギリスでいうアフタヌーンティみたいな感じ)の時間がやってきた!

 

このお店でフィーカを体験した。

 

店内。

 

珈琲(orなんらかの飲み物)と談笑のお供、甘いもの。フィーカに必要なものはこの3つ。

 

DAMMSUGARE(ダムスーガレ)は「掃除機」という意味で、スウェーデンの伝統的なお菓子。1920年代にスウェーデンの家電メーカーが販売した掃除機の形に似ていることが由来なんだって。

 

私たちが頂いたのは、シナモンロールとチョコボール。チョコボールは手のひらサイズで結構大きい笑

 

飲み物はセルフ方式。

 

フィーカは珈琲が正式っぽいけど、紅茶好きのためアールグレイにした飛び出すハート

 

チョコボールは中身ギッシリびっくり 食べきれる自信が無く、2つとも母と半分こして良かった笑

 

フィーカ後はホテルに戻り、2時間ほどフリータイム。翌朝がとても早いためまずは荷造りを大方終えて、休憩だのお喋りだのをして、現地最後の夕飯タイムがやってきた爆  笑

 

最終日だからスパークリングワインにした音譜ツアーの中で飲む人達と同じテーブルになったため、皆で乾杯!!

 

パン。

 

ハーブガーリックブレッドと、チーズ&キャビア(スウェーデンでは魚卵全部をキャビアと言う)。

 

これ、め~~っちゃおいしかったラブ

 

2杯目は白ワイン音譜

 

メインはサーモンのグリル。最後の食事を北欧らしいお魚料理で〆られて良かった飛び出すハート

 

デザートはチョコレートケーキのラズベリーアイス乗せよだれ

 
皆でワイワイ盛り上がって、とても楽しい夜だったおねがい音譜

 

ところでこのレストランのインテリアもすっごく可愛くて、帰りがてら、カラスだけ撮ったカメラ

 

結構リアルよね笑

 
お部屋に戻り、すぐさまお風呂を済ませて就寝した。
 
9~10日目(完)に続く。