10/6鑑賞
津田寛治さんが好きで、ずっと気になっていた作品。
あらすじがしんどくてなかなか観る気分になれなかったんだけど、この度やっと鑑賞した。
津田寛治さん演じるハッパさんが、まぁ~ウザいことウザいこと。
敢えてのそういうセリフなのは分かるけど、他の大人2人も含め、自分のことは棚に上げて、無神経なことばかり言う。
"起承転結"でいう"起承"の部分までは本当にイライラした。
でも、ストーリーは考えさせられるものがあった。
死にたくて堪らない気持ちを思いとどまらせる言葉ってなんだろう?って考えてみると、確かに「あなたが死んだから私は悲しい」という心からの言葉なのかもしれない。
どうにかなるとか、頑張れとか、生きていたらきっと良いことがあるとか、そんなのどうでもいい。だって、今死にたいんだもん。先のことが良くなろうが悪くなろうが関係ない。
でも、今この瞬間、自分に生きていてほしいと心から思ってくれる誰かがいて、その人が自分にそう言葉をかけてくれたとしたら、それは、私をこの世に繋ぎとめるものになり得ると、自分は感じた。
長い間思い詰めたり、人生どん底で八方塞がりだったり、なんの希望もなかったり、ひどく傷つけられて苦しかったり、大きな挫折をしたり…死にたいって思う理由は人それぞれ。
そして、自殺を図る人の中には、計画的、衝動的、どちらもあるだろう。
死にたいと思っていたはずなのに、死ぬ寸前、怖いとか、痛いとか、まだ生きたいとか、思う人もきっといるだろう。
もしそこでタイムリープして、何度も何度も誰かと対話したり自分を俯瞰することが出来たのならば、何度目かには、生きてみようと思うこともあるかもしれない。
孤高は生きていけるけど、心からの孤独は人を殺すと思う。
とは言え「あ~しゃらくせぇ~!そりゃーフィクションではいくらでも綺麗事を言えますよ。でも現実はそう簡単に単純にいかないんだよ。孤独だろうがなんだろうが人の勝手じゃん!綺麗事を押し付けんな!!」と思う自分もいるけどw
あまのじゃく~