10/1鑑賞

 

特典↓

 

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DIR EN GREY                                   

残響の血脈 ツアーファイナル@ベルリン 

1夜目:mode of Withering to death.

2夜目:mode of UROBOROS             

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私にはめっちゃ恥ずかしい黒歴史がある。

 

小学5年生の時にXのCD『破滅に向かって』を聴いて衝撃を受けX及びhideを好きになり、1年経ったぐらいの時にX解散、更に1年後、hide逝去。その時中学1年生。

 

ちょうどその頃新たなV系の波に入り始めた頃で、Xとhide(そしてその影響でLUNASEAも)を愛しつつ、彼らをきっかけに、グイグイと頭角を現している若いバンドも色々と聴くようになった。

 

L'Arc-en-Ciel・GLAYなどの大衆爽やか系

PENICILLIN・黒夢などのかっこいい系

SEX MACHINEGUNSなどのヘヴィメタ系

MALICE MIZER・LAREINEなどのゴシック系

cali≠gari・Laputa・Raphaelなどの病み系

 (※分類は個人的感覚)

 

 そこで出会ってしまったのがDir en grey。

メンバーではBassのToshiyaが大好きだった。

 

私は昔から心に闇を抱えていたせいかw、当時、数あるバンドの中で特に病み系にはまっていて、一番はDir en greyだった。

 

今思うと、イカれ&闇深い歌詞や、激しいロックの音を大爆音で聴くことによって、勉強のストレスや心の闇を緩和(解消?)していたのかも。

 

中学2~3年生になって、渋谷・原宿へ遊びに行くようになり、服や靴やカバンを自分で買うようになって、普通の恰好とは別に原宿用も…となってから、私の黒歴史が始まったw

 

全身黒のバンギャ系未満(ゴスロリ系ではない)の恰好をしたり、洗ったら落ちるヘアカラースプレーで髪を青や赤にしたり、小さい安全ピンを100個ぐらい繋げて3連にしたやつをアタッシュケースに付けたり、そのアタッシュケースにDirの切り抜きをベタベタ貼ったり。

 

いやー、マジで超~~!痛過ぎるネガティブ

近所のおばさんに「すごいわねぇ!」って声を掛けられたこともあったっけw

 

だけどあの時はそれが楽しかったんだよなぁ。

 

・・・・・・・・・

 

Dirは、インディーズ時代のアルバム『MISSA』から始まって『鬼葬』ぐらいまではかなり聴き込んでた。

 

しかし、徐々にラウド系に変化していくにつれ心が離れていき、海外進出するようになってからは、全く聴かなくなった。

 

当時、ゴリゴリの恰好で原宿に出歩いたりはしてたけど、Dirのライブはとんでもなく恐ろしくて、真面目な中高生だった自分にはとても行けなかった。

 

でも大人になってみると、あの時怖がらずに行っておけば良かったなぁという後悔がほんのり残っていた。

 

・・・・・・・・・

 

時は経ち昨日10月1日、とある決意を会社の人に報告するにあたり、どうせ変な感情が渦巻いちゃうであろうことを想定し、その感情が少しでも薄められるよう仕事帰りに何か予定を入れることにした。

 

そこで、ブロ友さんの映画レビューで興味を持った『サウンド・オブ・フリーダム』を観ようかとTOHOシネマズの上映スケジュールをチェックしてみた。

 

すると、お目当ての映画が無かった代わりに、Dirのライブフィルムとやらが目にとまった。

 

その瞬間、昔勇気を出さずDirのライブに行けなかった後悔を思い出し、また、今のDirは全く知らないしきっと曲も全然分からないだろうけど、どんな風になっているのか観てみたくなった。

 

そして、きっとその夜は悪い感情でいっぱいになってるだろうから、学生時代、ライブやイヤホンで大爆音の音楽を体いっぱいに満たして過ごしていた頃を思い出し、「この日の私に必要なのはこれだ!!」ということで、即行チケットを予約した。

 

ド平日に終わるのが23時前という地獄っぷりだけどw、職場でなんとか大きな出来事を乗り越え、いざ映画館へ!!!

 

・・・・・・・・・

 

なんか…思春期以降すっかりDirから離れていた間、Dirにも大波小波いろいろあったんだなぁ。

 

私が好きだった頃のイケイケで上り調子で人気絶頂で若いエネルギーに溢れていた彼らがすっかり大人になっていて、ものすごく感慨深かった。

 

メンバーは私より7~10歳ぐらい年上だもんな。インタビューシーンを見ていると、色んな思いや経験を経た人達の言葉が紡ぎ出されていて、妙に心に染みた。

 

曲はやはり思っていた通りシャウトがすごすぎて、もはや歌詞が全くわっかんね~!楽器も歌もこれで楽譜があるのが不思議!とにかくはげしい!ってか京の精神大丈夫か!?って感じだったw

 

だけどすっごくかっこよかった。

 

まず、みんな50歳or50歳近くなのに、体形も見た目も昔とそんなに変わらず、むしろそこに年齢を重ねた深さが加わってめちゃめちゃかっこいい。ものすごく輝いてた。

 

ステージ外の私服の時ですらかっこいい。本当にびっくりした。あんな人達が歩いてたら3度見ぐらいするわw

 

そしてToshiyaさん…かっこよすぎて怖い驚き

自分もToshiyaもあれから20年以上経ったっていうのに、この期に及んでガッツリ心を掴まれるなんて信じらんない。

 

そもそも、普通に考えて1997年に結成してから27年、きっと色々あったんだろうけど、メンバーが誰一人欠けることなく、増えることなく、今日まで続いてるってことがすごい。

 

Dirってなんか不思議で、それぞれ個性が違って、性格も違って、好みも違って、って感じなのに、なぜかまとまってる。

 

曲だって、私が好きだった頃とはすっかり変わってしまったヘヴィメタ系ではあるんだろうけど、その中になんとなく昔のDirの名残を感じて、それがものすごく独特な曲調になっていて、これはDirにしか出せない音楽だなと思った。

 

服装もメイク感もみんなバラバラなのに、ライブステージに立ってひとつの音楽や舞台を奏でていると、なぜか一体感がすごくて眩しいほどに輝いていて、痺れてしまった。

 

かなり曲数が多かったんだけど1曲も知らなくて「まぁそうだよな~しょうがないね🥲」って思ってたら、ラストで『アクロの丘』のイントロが始まって、超泣きそうになった;;

 

DirがあえてサヨウナラをしたであろうV系時代のかなり昔のこの曲を最後にやってくれるなんて…。

 

そしてエンドロールではまたまたV系時代のかなり昔の『予感』が流れてて、感無量。

 

当時のDirが大好きだった自分としては本当に嬉しくて堪らなかったし、その頃の自分のことを色々思い出してじ~んと来た。

 

Dirの特色として、今思うとドン引きの歌詞やPVや衣装&メイクが結構あるんだけどw、それでもやっぱり私の大切な大切な青春の一部。

 

そんなことを思い出させてくれたうえに、今まで苦楽がありながら生きてきて、これからも更なる努力を積み重ねていくであろうDirのメンバー達を見て、私も腐っていられないなと強く思った。

 

『アクロの丘』