5/30読了

 

中年男の首吊り自殺の模様を中継した不気味な動画。その真偽の解析を依頼された安藤孝則は動画の中の男が少しずつ不気味に変化していることに気付くが……!?

「リング」にまつわる新たな恐怖が始まる!

 

怒涛のリングシリーズレビューで、覗いて下さったりお読み頂いている方に申し訳ないです😂

本記事をもって、しばらく間が空きますm(_ _)m

 

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この物語は、極悪非道の死刑囚の、異様な絞首刑執行の描写から始まる。

 

場面は変わり、若い恋人である孝則と茜の視点が交互となって話が進んでいく。

 

2人は仕事もプライベートも順風満帆。しかしそれぞれに付きまとう、若干の陰の部分。

 

そして、その陰の部分や、それぞれに降りかかっている出来事に、少しずつ不穏さが増していく。

 

それまでのシリーズとは全く新しい登場人物&新しい環境にいる、孝則と茜。

 

孝則の"安藤"という苗字に「らせん」の主人公を思い浮かべつつも、この2人が、どのように「リング」はたまた「貞子」に関わっていくのかなぁと読み進めていると…

 

ある日2人が温泉旅行に出かけた時のこと。ドライブがてら、まるで導かれるようにして辿り着いた場所があった。

 

その名も「南箱根パシフィックランド」!!!

 

出ましたっ!!待ってました~っ(拍手)

 

そこは、貞ちゃんが落とされた井戸が隠されていた場所。

貞ちゃんが念力で呪いのビデオを作成して学生達に見せた場所。

 

まさに因縁の場所である(`・ω・´)キリッ

 

そしてやっぱり孝則は「らせん」に出てきた安藤の○○(伏せる必要があるのか?と思いつつw)だった!!!

 

あららーこりゃ面白いわ!!!なんて思いながら読み進めていると…。

 

死刑囚の正体が、まさかの…まさかのヽ(◎Д◎)ノ!!!

しかも、茜の正体が、まさかの…まさかのヽ(◎Д◎)ノ!!!

 

こんなん泣けるわぁ;;

 

そんでもって竜司!!!竜司ぃ~っ!

紆余曲折を経て、そんな状態になってまで「エス」にもで出てきてくれるなんて(´;ω;`)ウッ…

 

竜司らしさはそのままだけど、なんか…良かったね;;

ずっと見守っていて、そして実際に守っていたんだね。

 

でもちょっと疑問だったのが、礼子さんがエコーでお子さんを見た時、性別が逆じゃなかった…?記憶違い?違くない気がするんだよなぁ🤔

 

もしかして、なにかの伏線?

 

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あらすじに "「リング」にまつわる新たな恐怖が始まる!" と書いてあったけど、本当にその通りだった。

 

これまでの話では、ビデオ → ビデオをめぐった浅川の手帳 → 手帳を書籍化した本 → 本の映画(これは製作の段階で中止)という風に、媒体が変化していった。

 

そして、とある人の涙ぐましい熱意によって、呪いは沈静化した。

 

が、その数十年後の本作では、当時中止になった映画製作の再開、ルポライター木原による小説執筆が匂わされていて、当時のことが繰り返されようとしていた。

 

しかも、木原は、

"小説は、三部作の構成を成し、第一部では孝則を、第二部は新村をモデルに据える"

 

という構想を練っているようで、それってまさか、今回の「エス」から始まった新章のことじゃないでしょうね~?っていうワクワク。

 

この先どうなることやら!

「タイド」を読むのが楽しみ。