11/19鑑賞

 

「とんび」は、内野さん・佐藤健さん・常盤さんがキャストのドラマを見ていて、JINと同じ位ほぼ毎回泣いて、泣き死にするんじゃないかって思った記憶があるw

 

なので去年本作が公開されて、観たいけど観るには気持ちの準備が必要だなってことで、気が向くまで先延ばしにしていた。

 

この日は久しぶりのお休みで、お昼前に目が覚めて、

(*゚ロ゚)ハッ!今日は「とんび」を観られる気がする!って思って、早速鑑賞した。

 

映画版もキャストがすっごく良かった!

 

・阿部ちゃん(ヤス)、匠海くん(アキラ)の真っすぐな性格と不器用な愛情表現

 

・麿赤兒さん(海雲住職)は父のように、薬師丸ひろ子さん(たえ子)は姉のようにドシーンと構えていて、あのヤスが本音や弱音を吐けるほど信頼している、優しく温かく大きな愛を持って見守ってくれている存在

 

・安顕さん(海雲さんの息子・照雲)はヤスの幼馴染で、家族のように兄弟のように、喧嘩したり鼓舞したりヤスの喜びを自分のことのように喜んでくれる、かけがえのない存在

 

・大島優子ちゃん(照雲の妻)、宇梶さん(ヤスが務める水産会社の社長)、尾美さん(課長)、濱田岳さん(同僚)、吉岡さん(同僚)など、ヤスを温かく見守ってくれている人達

 

・麻木さん(ヤスの妻)、杏ちゃん(アキラの恋人)、宇野さん(トクさん)、豊原さん(アキラが務める出版社の編集長)、嶋田さん(守衛)、村上淳さん(アキラが取材した職人さん)などの、素敵な人達

 

良い俳優さんばかりで、みんなすごく良かったなぁ。

 

特に阿部ちゃん。内野さんとはまたちょっと違う、素敵なヤスだった。そして色々な意味でかっこよすぎたw

 

でも、素敵でかっこいいだけじゃなくて、粗野だったり情けなかったり切なかったりする演技もすごくて。

 

特に印象深かったシーン。

 

・ふたりきりで銭湯で湯船に浸かっている時、お母さんが死んでしまった原因をアキラに打ち明けようとするも言葉に詰まり、湯船から上がって、洗いながら打ち明けた時の表情と背中(説明下手すぎw)

 

・アキラが東京に行きたいと打ち明けた後、荒れ狂ったり自棄になったりしつつ、見知らぬお父さんと小さな男の子がキャッキャ遊んでる姿を懐かし気にボーっと見つめる寂しそうな姿

 

・そんな状態だったのに、アキラが受験に合格したことが分かった瞬間、一目散に小さな祠に走って御礼を言って万歳三唱する姿

 

阿部ちゃんって本当に良い俳優さんになったよね。

 

ストーリーとしては、The 昭和の人情物語で、よく言えばとても優しく温かい、悪く言えば粗野だしベタって感じだけど、私にはこういう映画も必要だ!

 

ドラマ版と比べると尺が短いため、常にティッシュ片手に「毎回泣かせてくる…(´;ω;`)ウッ」って程ではなかったものの、うまく纏まっていたと思う。

 

やっと鑑賞出来て良かった。