5/27鑑賞
映画でも漫画でも、ヴァンパイアのお話が大好きな私。その中でも、移ろう時を数百年生きているヴァンパイアのお話と、ヴァンパイア一族の話が特に好き。
映画だったら、本作の「インタビューウィズヴァンパイア」「シェアハウスウィズヴァンパイア」「ダークシャドウ」「トワイライト」「モンスターホテル」等。
他にも好きなのはいっぱいあるんだけど、コメディやらシリアスやら耽美やら、同じヴァンパイアがテーマでも色んなテイストのものがあって、本当に面白いテーマだなーと思う。(アクションはちょっと苦手。)
現代を生きる吸血鬼が主人公のドラマ「unknown」を見ていたら、一途で寂しがりで癇癪持ちで現実的でタフで美しいレスタトに会いたくなってw久しぶりに本作を鑑賞した。
人間らしさを忘れず苦しみと悲哀に満ちてどこにも馴染むことの出来ないルイ、姿が少女のままで誰かに守ってもらわなければ生きていけないクローディア、時代の移り変わりを共に過ごせる特別なヴァンパイアを探し求めている世界で最年長であろうアーマンド。
一言に「ヴァンパイア」と言っても、彼ら特有の苦しみもあればそれぞれが持つ苦しみもあり、なんとも切なく、とても魅力的なヴァンパイア達。
レスタトが一番大好きなんだけど、私にとっての吸血鬼ものの永遠のバイブルは「ポーの一族」だから(宝塚の舞台まで観に行ったw)、クローディアもかなりぐっと来る。
子供だからひとりでは生きていくことは出来ないし、成長しないからひとところにはずっといられないし、何年何十年何百年生きて心も知識も経験もすっかり成熟しているのにずっと子供の見た目だし。
しかも子供の時に吸血鬼になったということは、自分の意志ではなく、誰かの意図や事情で吸血鬼にされた可能性が高く、大人の姿のヴァンパイアよりももっと生きづらさと憎しみと苦しみと不安を背負っていて、とても可哀そうで…。
そんなクローディアをキルスティンダンストがとてもこまやかに演じていて、子役の時から光ってるな~と観る度に思う。
ああ、レスタトもルイもクローディアも可哀そうに(´;ω;`)ってしんみりしているところで、最後に元気よく登場するレスタトw涙を返してw
ルイが鬱々と嘆いているインタビューのテープを聞いて「Oh,Louis,Louis…still whining,Louis😩」って呆れ果てて、ルイの嘆きはもう何世紀も聞いてるんだって言いながら陽気な音楽に変えて不敵な笑みを浮かべるところが大好き。
いつかまたレスタトが恋しくなって観ても同じ感想なんだろうなw
そして、本作を観ていたら久しぶりに「ポーの一族」を読みたくなってきた。「ポーの一族」は漫画復刻版限定BOXと電子書籍を持ってるんだけど、限定版BOXは結構大事にしててなるべく触りたくないw
「ポーの一族」に限らず、萩尾望都さんって本当に天才だと思うんだよな~。
って、めっちゃ話逸れた