2/5鑑賞。
直前にブレアウィッチプロジェクトを観て面白かったから、正統な続編(※)と言われている本作を続けて鑑賞した。
(※)公開順：ブレアウィッチプロジェクト→ブレアウィッチプロジェクト2→ブレアウィッチで、2は無かったことにしたい作品らしいｗ
前作のヘザー達3人の失踪事件の20年後に、ヘザーの弟が、ブレアウィッチの森を撮影しているYoutube動画で姉らしき人物が写っているのを発見し、仲間3人を連れて4人で姉を探しに森へ行く。その後そのYoutube投稿者である2人も加わり、6人で森に入るのだが…。
先に結論から言うと、1作目の良さを無くした残念感が非常～～に強かった…。
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まず第一に思ったのが、今回のブレアウィッチさんはちょっとやり過ぎなんだよな。自己顕示欲が相当暴れているうえに、もはや無敵状態だったわｗ
・謎の木の呪術物をしつこくめっちゃ飾る
・ある時から夜が明けずにずっと真っ暗
・時空？が歪む
・足の裏の傷から何かを産み付けて足に寄生させる
・体をへし折る
・テントを滅茶苦茶にしちゃう
・最後にちらっと姿を現しちゃう(謎の怪物)
などなど
もうね、個人的に一番問題だと思ったのが最後よ。なんでちらっと出てきちゃった？ブレアウィッチプロジェクトの良さが半減しちゃうじゃん！！！しかも魔女のはずなのに黄色くて変な何かだったし
作中にYoutubeというコンテンツが出ている通り、ヘザー達の時から20年も過ぎているから、GPSや無線機やドローンなどで準備万端にして臨むんだけど(これまた結構ウザい感じｗ)、ブレアウィッチさんは文明の利器までもことごとく使えなくさせていくｗまぁそうなるよねって感じなんだけど強くてウケる。
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第二に思ったのが、仲間4人組の内2人が黒人さんだったんだけど、1人は超短気で、もう1人は初期の段階で悲惨な目に合ってて(でもなかなかしぶとく生きてるｗ)、最近のアメリカ映画にしてはちょっと露骨で珍しいなと思った。←批判ではない。
一部からクレームあったんじゃないかなぁ。
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第三に思ったのが、前回のビジネスライクな3人組とは違い、今回は仲間4人＋仲間2人の組み合わせだから、仲間内での対立ではなくグループによる対立で、人間の汚さ的な面では1作目よりもだいぶ薄かった。
けど、探したい4人に何が目的か分からない2人が加わることによって発生する不協和音は、なかなか面白かった。その2人がYoutuber(=起きることの記録ではなく、人に見られること＆人に知ってほしいことのために作為的に記録する)って設定も良いと思った。
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第四に思ったのが、姉のヘザーも弟のジェームズも、どうしてそうやって危険なことに人を巻き込んじゃうのかなーっていう。
ヘザーはともかく、姉を助けたいという正義感からだとしても、ヘザー達が失踪したという事実を知っているジェームズが同じことをしちゃダメじゃん？
2人とも最後は泣いて詫びてたけどさぁ…。泣いても人の命は守れないんですよ？っていう。
子供が2人も失踪してしまう両親の気持ちを思うと、本当にいたたまれませんよ！
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第五に思ったのが、前作に続き、極限状態に追い込まれた登場人物たちの迫真の演技はすごかった！本作ではリサがめっちゃ頑張ってた！！
恐怖で泣きながら、閉じ込められたところからなんとか家の外へ脱出しようと配水管のような謎の穴を這って、泥だらけ＆傷だらけになりながら必死に奮闘しててさ。シャワー浴びさせてあげたくなった；；
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というような感じで、1作目で感じたモキュメンタリーのリアリティさや、疲れと恐怖で極限状態に追い込まれた人間の汚い部分の描写がイマイチで、なんだか物足りない仕上がりに…。
それプラス、捜索メンバーは文明の利器を操り、ブレアウィッチは無双＆自己主張しすぎて、逆にとってもチープな感じに…。
そして再三書いてしまうけど、何と言ってもブレアウィッチはなぜ姿を現したΣ(￣ロ￣lll)！？
それが影とか歩いた跡とかボロボロな後ろ姿とかその位だったらまだしも、なんだか造り物感満載のしょーもない姿でさぁ！！人間じゃない変な怪物チックで、もうほんとあなた誰？って感じですよ！
せっかく面白いテーマなのに、1作目の良さを台無しにしちゃったのが残念だったなぁ。
邦画ホラーでもそうなんだけど、幽霊とか化け物とか魔女とか悪魔とかが人を怖がらせようとせっせと頑張りすぎちゃってると、興醒めじゃない？
不気味の域をわきまえてほしいんだよなー。もうちょっとうまく作ってほしかった＞＜