ふとカーペンターズを聴く。
耳についた1曲、『ウェディング・ソング』
結婚ってなんなんでしょう。
愛の形が様々あるように、結婚のそれもまた様々あるかと思います。
この曲をぼーっと聴いていて、こうなった今、改めて結婚について考えてみる。
「愛だ恋だのしゃらくせぇ。現実はそんなもんじゃない。」
とは言うものの、それがないと育めるものも育めないでしょう?
私にとっての結婚はそこが根底にあると思うし、大事にしたい。
私なりの和訳(with インターネット)。
『ウェディング・ソング』
子供の頃はもっと楽しかった
後ろを振り返る事なく日々を駆け抜けた
その日々はもう終わり、瞬く間に過ぎ去った
私達は成長して大人になってしまった
たけど、どんな大人になりたかったのか
答えは分からないまま
昨晩は眠れなかった
昨日は今日のことでお母さんに会いに行ったの
お母さん、私はとても怖い
「側に来て良く聞くのよ
難しい話をするけど、私の思いを伝えるわ
あなたに愛があるから、
眠りから覚めたように目が開き始めたの
あなたは恋をしているから、
誰かが彼の名前を呼ぶだけでドキドキしてしまうの
いつでも彼の腕の中に戻るのよ
あなたの夢はそうしてうまくいくわ
全ては恋のいたずら
愛を育めば揺らぎもなくなるわ」
(あの怯えていた少女は)
私は彼を愛してる
(あの信じていた少女は)
とても彼を愛してる
(少女は女性となり、女性とは何かを知る)
二人は愛しあっている
二人の未来へ手を伸ばし、一人じゃない事を知る
嬉しい時も、悲しい時も
ずっと愛のある場所にしましょう
あなたと私、二人は愛しあっている
10ヶ月の結婚生活を経て、昨日1月31日、独身に戻りました。
たくさんの方に祝福して頂きましたが、残念な結末となりました。
皆様には申し訳ない気持ちでいっぱいです。
たった10ヶ月で結婚という大きな選択を白紙に戻したのです。
端から見るとさぞかし愚かに見えるでしょう。
しかし私は私なりにたくさん悩み苦しみ将来を見据えて真剣に考えた結果です。
私が唯一反省しているのは、決断する時期が完璧に間違っていた事。
本当に後悔しても後悔しきれません。
周りから疑問を持たれたり、白い目で見られるのは当然だと思う。
それが出来ていれば、傷つける人、泣かせる人、落胆させる人、恨まれる人も少なくて済んだはず。
しかし時が過ぎた今、あの時の私に忠告出来るでなし、時間を戻せる訳でなし。
結婚を踏み切るにあたって、私と彼の考えはとても甘かった。
ずっと抱えてきていたモヤモヤと今まで通り付き合っていけると思っていたし、このままの生活が続くのなら、夫というよりパートナーとして、やっていけると思っていた。
だけど、私と彼にとっての腐れ縁は、そんなにきれいな物ではなく、蓋を開けてみるとただの腐った縁だったのかなぁ。
交際期間が長く様々なしがらみにとらわれ、私(達)は麻痺していました。
一番大切なものが見えていなかったと思う。
私がこの結婚について情や世間を全てとっぱらった時に残った物は、到底結婚を続けていける物ではありませんでした。
なので、離婚を踏み切った事は、決して浅はかな行動だったと思いません。
決断するにあたり、たくさんの人の顔が頭に浮かび、本当に本当に悩みました。
しかし、無責任な事を言うようですが、結婚は家族と家族の結びつきという事は大前提として、私は世間や約束や家族と結婚したのではなく、私と彼が結婚をしたのです。
そして、一番大切なのは、自分の幸せじゃないのか?と思うのです。
私は今まで自分の幸せについてここまで考えた事はありませんでした。
受験、就職、結婚、大きな決断をしなければならない時、いつも周りの強い意見に負けてきた。
だから、自分が置かれている立場や状況を受け入れつつも、自分が望んでいるのはこんなんじゃない、ってずーっと思ってた。
自分を押し殺してきた人生はなんてつまらないものだったんだろう。
丸26年間生きてきて、心から幸せだ!と思った事なんて一度もない。
痛くなければいつ死んでもいいや、とさえ思ってきた。
いつも私自身が見えなくて、好きになれなくて、その代わりに私を見てくれる人、好きになってくれる人を探してきた人生だったと思う。
彼に対しても少なからずそういう面はあった。
でもそれって絶対に幸せになれる訳がない。
勿論ただぼへーっと寄りかかってきた訳でもなく、私と彼について言えば、何度も衝突したし、訴えてきた。
だけど本質的には9年間何も変わってない。目をつぶるのがうまくなっただけだった。
彼は好きという気持ちにプライドを持っていて、その事に固執し、自分が理解出来ない深い部分は、見えない、見ないようにしていた(のではないかと思う)。
彼と話すといつもどこか上辺だけで、心から満たされることはなかった。
でも、情や将来の安心や周囲(彼の親族)の期待を考えると、そんな夫婦なんてごまんといるし、普段生活する分にはそこそこ楽しいので、そんな心の穴には目をつぶっていた。
だけど、多くの方に自分達をお披露目するにあたって、本当にこれでいいのか?幸せな顔を見せられるのか?と考えた時、自分自身の声をよく聞いてみると、もう限界だった。
これは決してマリッジブルーではない。
一歩考え始めると、彼との子供を望めないところまできてしまった。
今までどれだけ訴えを流されてきたか、私という尊厳を傷つけられてきたか、彼の人間として到底理解できないところを見ないようにしてきたか。
努力や妥協や話し合いではどうしようもない、もっと根本的で致命的なところが違いすぎた。
もはや、人として、男として、夫として、愛せなくなってしまった。
これらに気付くのが、遅かった。
遅かった。確かに遅かった。本当に遅かった。
でも時は戻せないし、もしかしたら結婚してからでないと向き合えなかったことだったかもしれない。
これはきっと彼も同じ。
離婚を突きつけない限り、土下座するまでは反省してくれなかったよね。
だけどここまで来てやっと心を改めようとしても、もう遅い。
なぜもっと早く向き合ってくれなかったのか。何回も何回もチャンスがあったのに。
そしてどうしようもなく情けないのは、ここまで来て誠心誠意説明しても、彼は分かっていない。
というか、分かることが出来ない人だった。それはあちらの両親も同じ。
周囲から何度となく諭され、怒鳴られ、泣いて訴えられました。
一般的な正論というものを何度も何度も聞かされました。
どんなに無責任な事をしようとしているのか。
なぜ努力できないのか。なぜ我慢できないのか。
私や彼だけでなく、他の家族までも人様から白い目で見られる事を分かっているのか。
そんな事よく分かってるよ。
他人から見れば甘いと思われるかもしれない。
それでいい。他人は他人でしかない。
私の考えも、経験も、全部分かる訳がないんだから。
私が今までそれらにどれだけ悩んで、縛られて、自分を殺して生きてきたのか。
人のせいにはしない。最後は自分の決断でしかない。
でも、小さい頃から世間体を押し付けてきたのは誰だったんだよ!
私の意志をことごとく怒り、無視し、反対し、潰してきたのは誰?
私の心の声を聞こうともしなかったよね。
あなた(父)もあなた(母)もあなた(彼)も。
そういうお前らが、真剣に向き合った私に対してまで、世間体や己の意見を押し付けるのか?
私は色んな意味で痛かったし怖かったし傷付いてきたよ。
未だに100%は許せないし、一生忘れられない事だと思う。
私は弱かったから、色んな事を諦めて見ないようにして、その中での幸せや術を見つけて何とかやってきた。
だけどそんなのもうやめた。
このままだと一生自分を好きになれないまま人生を過ごす事になる。
私は自分自身と彼に真剣に向き合った結果、どう考えても、どう努力しても、この先絶対に解決できないと確信した。
何をもってして「普通」なのかは分からないけど、世間と約束と責任のために彼との生活を続ける事は、自分も彼も将来出来るかもしれない子供も、絶対に心から幸せになれない。
ここで「普通」に向かって努力することを選択したら、きっと私は恨むと思う。
それなりの生活が続いても、可愛い可愛い子供が生まれても、「あの時押し通されたせいで…」って気持ちがぬぐえないはず。
きっと旦那にも子供にも何かしらあたってしまう。
親にもまた1つ恨みを抱えてしまう。
それが例え最終的に自分で決めた事でも。
他人に目をつぶるのでなく、自分に目をつぶって生きるという事はどれだけ自分を不幸にしている事か。
それが、私を大切に思ってくれる人をどれだけ不幸にするか。
そうする位なら、「普通」に背いて自分の意志を通したいと思った。
今回、自分自身の気持ちと向き合い、全てをぶち壊してまで立ち向かう勇気を持てた事、我ながら誇りに思います。
本当によく頑張ったと思う。
それに、こうなってみて初めて気付いた事、見えた事があった。
私は思った以上に家族に愛されていた。信じてくれていた。心配してくれていた。応援してくれていた。
本当に嬉しかった。
何度も何度もぶつかったけど、最終的に「何も間違ってない。」と背中を押してくれて、一緒に怒ってくれて、私が幸せになる事に協力してくれて、感謝してもしきれないと思った。
私はもっと自分を愛して、人を信じなければいけませんね。
27歳にしてやっと転機が訪れ、新たな第一歩を踏み出せた気がします。
でも決して遅くないと思う。
順当にいけば、人生はまだ50年くらいはあるはず。超長いよ。
現に1歩踏み出しただけで、生まれて初めて自分を褒めてあげたいと思ったし、他者とぶつかって、今まで知らなかった他者の気持ちに気付く事が出来た。
正直今後具体的に何をしたらいいかなんて、今はさっぱり分からない。
けど、今とにかく昔よりも自分が好きになれそうな予感がしています。
親へのわだかまりも、今回をきっかけに少しずつ自分の中で消化出来そうです。
すっごいよね!これってすごいよ!
12月からバッタバタ。白髪が超増えた。薄幸そうwww
自分から望んだこととは言え、だいぶ疲労がたまっている。
というか、これでもまだ疲労に気付いてない段階な気がする。
だけど思った以上に救いの手があったので、いっときは心身共にどん底でしたが、比較的すぐ元気になりました。
今はご飯もモリモリ食べているし、夜は眠いですw
あとはさっさと各種機関に再度名前変更手続きをし、2月いっぱいで引越しをするだけ。
共通資産の分配作業は本当に骨が折れます。はぁ。
しかしあともうひとふんばり!頑張る!!!
全て終わったら髪ばっさーーーーーーっと切ってやる!!