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高校時代の部活の監督から、残暑見舞いのハガキが届きました。

もう監督は70代後半になられたでしょうか。

でも、未だに趣味で社交ダンスをされていて元気そうです。

この監督は、決して殴ったりしない監督だったけど、それはそれは厳しかった。
もう、それは、それは!!

私は新体操部で、主に団体の選手だったのだけど、時には「6人全員が3分間ノーミスの演技をする×20回連続する」まで帰れないという事があった。

ミスとは、手具を落とすとか、動きをちょっと飛ばすとかね。
ミスしたら、ゼロからのやり直しです。で、20回連続を繰り返し目指していく訳です。

連帯責任だから、プレッシャーで精神的にも追い詰められていく。

そりゃあ、あんた全員がピリピリしますわね。

あと、インターハイ直前に選手から外された事があったなぁ。体重が落ちなくて。ものすごく怖かった~。
結局絶食して3日で3キロ落とし、選手に戻ったんだけど。

現在にも繋がる私という人間を形成したのは、新体操生活をした中高6年間だと思います。

手を抜かずに、とことん限界まで頑張りきる事を学んだと思う。

ものすごく頑張れば、運動音痴の私が、国体やインターハイにも行けるってわかったし。
まぁ、努力では乗り越えられない才能の壁もあるってわかったけど。

卒業して17年経ちますが、監督には今会っても直立不動になります。

そんで手をグーに握ります。(ネイルがバレないように。もうバレても良いのに)

出されたお茶やお菓子なんて、死んでも食べれねぇ。(これも今なら絶対怒られないのに)

いくつになっても、私にとっては監督は雲の上の人なのだ。
今なら、監督こそ人生を新体操に捧げていた凄さがわかるし。

今度帰省したら監督に会いに行こうかな~。
手をグーにしながら。