めがね明朝体 ~富山ですてきなデザインを探します。

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富山県でデザイナーをやっている坂本理恵のブログです。出会ったすてきなデザインやモノについて書いていくぞ。富山成分多めです。


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その日私は数年ぶりに、実家の稲刈りの手伝いをしていたんだけど。
今年はいつになく雨が多くて、稲刈りのスケジュールがずれこんでいた。

鎌を持って、落ち穂拾いポーチをつけ、頭には麦わら帽、長袖シャツに高校のときの体操着、長靴という出で立ちで。

もちろん機械で刈り取るのだけど、機械が入れない四隅なんかを人の手で刈っておくのだ。
着替えは面倒だし体力はいるけど、稲の束をつかんで根元から鎌で刈り取るそれ自体は、なかなか楽しい作業だ(言わずもがな、下手くそだけど)

刈り進めるまでもなく目に留まったのだけど、稲の束の先の方に土色のモサモサしたかたまりがあった。
初めて見るものだ。土にしては軽そうだし、なんとなく気持ち悪いように感じた。

試しにちょっと触ってみたら、なんとそのかたまりがぴゃーって散らばったのだ!

よく見るとひとつひとつが小さなクモの子供だった。

かっ、可愛い…!

そうかー、「蜘蛛の子を散らすように」、って、このことなのかあ、そもそも最初はあんなに固まっているのかあ。などと思った。

私より先に働いていた姉に報告すると「へえー、リアル蜘蛛の子を散らし体験だねえ、タマゴがこれかあ、でかいタマゴだなー」と言っていた。産みつけられたタマゴの殻が稲に残っていたのだ。

稲刈りの季節は、虫たちの王国のようになっていて、蜻蛉の赤いのや青いのが飛び交い、黄色いのや白いあげは蝶が花の蜜を吸いに来たりして、豪華だった。

慣用句もそうだし、色やかたち色々なものに生き物の名前がたくさんついている。昔の人は自然をよく見ていたのだろうなと思う。

そんでもって色々あって、まだ新米を食べてない。早く食べたい。

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