ゴールデンウイークに行った瀬戸内しまなみ海道ツーリングでは850km程走りました。
想定される故障以外に、想定外のトラブルも当然有りました。
その一つがスポーク折れですが、帰ってきて異変に気付いたのが、キャリア折れ。
この写真で分かりますが、箱が若干下がってます。

この車種はアフターパーツが少なく、下記の品を使ってます。
これは一度折れたというか、溶接が剥がれたのでそこは再溶接で補強していたので安心していました。


前側は良かったですが、後ろ側左右が剥がれていました。
テコの原理からすると、ここに応力が集中するのは当然です。
これは設計が良くない。材料も薄すぎ。

しかし他のキャリアの選択肢は無いので、同じ製品を購入して補強します。
折れたキャリアを補強材として再利用します。
個々の部品は自分で切り出して加工し、溶接はいつもの鉄工場にお願いしました。

これが完成形です。

荷台ベースがペラペラの板で、16mmの薄いパイプが付いている構造なので、
ベースとキャリアパイプの接点を増やしました。
ベースの前後にパイプを追加して、接点を大幅に追加しました。
後ろ側には更に補強ステーも追加、これは意味が有るか分かりません。

前側はこんな感じ。
持ち手が有りますが、ここに座る事が多く荷重が掛かるため、補強しました。

裏側はこんな感じ。
ベタ付けは歪むという事で、スポット増し。
ついでにフックも2本増やしました。

これだけでも良いかも知れませんが、念には念を入れるために考えました。
プレスカブのキャリアは非常に頑丈。
それは新聞配達の仕事で良く分かってます。
プレスは、後ろのパイプがキャリアと車体連結部に斜めにステーが入ってます。
これを参考にします。


カスタム系はリヤカウルが有りますが、内部構造を調べると、サブフレーム連結部は、丸目カブと同じなのでそこにステーを連結します。
カウルの一部に穴開けが必要なのですが、断腸の思いで最小限に留めて開けました。
そこから鉄パイプを加工したステーを斜めに生やします。
キャリアとの連結は溶接ではなく、農事用の部品です。
キャリアパイプ寄り太い19mmを使用しました。
いずれはステンにしたい所です。

こんな感じで結合してます。
強固では有りませんが、かなり荷重分散は出来たと思いたい。
最悪はナンバーステーからも生やせそうです。
マイナー車種で苦労しますが、これはこれで楽しいです。


お次はサイドバッグステー作成。
ロングツーリングに行くと欲しくなるサイドバッグ。
しかしマイナー車種故にサイドバッグステーも売ってない。
汎用はかっこよくないので作りました。

材料は壊れたキャリアを母材にしてコストダウン、サスティナブル 笑
コンセプトは取り外し出来、ある程度の荷重も受けられ、車体とバッグを守れる事。

すでに完成ですが、こんな感じです。
サスを守りたいのと、ウインカーが有る為、前寄りになりました。
バッグ下部が少し乗る様になってます。


サス取付部をメインにステンアングルを加工して、キャリアを溶接。
車体とはボルト2本で止まってるだけですが、結構丈夫。


キャリア全体はこうなりました。
中々の仕上がり。自己満足。
これで箱を載せてテント積んでも行けそうな予感。

新規に買ったキャリアと加工品などで、2マソオーバーですが、良いのです。
ほぼワンオフなので、これが良いのです。

以下は参考にした例です
ほぼハンターカブですね。
メジャーカブがうらやまし・・・くないw

これはヤフオクに有りました。高そう


これは取付ステー部が弱そう。

ちょっと小さいが、これで充分かな

最終的にはこんなイメージになります

以上