わたし、すでにドキドキしてた。
もうすぐ会える。それだけじゃなくてクリスマスを一緒にすごせるんだから。
今までは、お姉ちゃんと、あの人と三人でのクリスマスだったけど、
今年はふたりきりなの。
何度も何度も電話で、クリスマスちゃんと会えるの?って確認した。
何回も聞いても、その日がこないとすっごい不安だった。
あの人に会ったら、いっぱい話したいことあるの。
普段、電話でいっぱい、お話してるけど、
それでもリアルに直接、話したいこと沢山ある。
初めて一人で乗った新幹線の中で、ドキドキとときめきで頭がグルグルしてた。
早く会いたくて、東京まで長く感じた。
東京から乗り換えするときに、あの人から、大丈夫か?って電話があって
わたし強がって、全然へーきだよって、いちゃった。
本当は甘えて、不安だからずっと声聞かせていてって言いたかった。
でも、あの人の声は優しかった・・
その声聞いてるだけで、なぜか涙が出そうになったの。
やっと宇都宮に着いた。
わたしが気づく前に、あの人から声かけてきた。
その瞬間わたし、すっごい泣いちゃった。
会えたのが嬉しくて嬉しくて、顔見た瞬間あふれる思いだったから。
それから時間は短く感じ始めた。
好きな人と一緒の時間って、あっという間にすぎていくんだね・・
二人で少し、街を歩いてご飯食べて・・
ありきたりなのかもしれないけど、わたしにとっては最高のクリスマス。
あの人の顔見たときは涙だったけど、もう楽しくて幸せだから、
ずっと笑顔になれた。
他の恋人たちなんかより、わたしが一番幸せだよ。
わたしは、時間が気になって時計ばかり見ていたのかもしれない。
なぜ気になるのか、ずっと一緒にすごしたいのに、
時間ばかり、すぎて焦ってきちゃった。
ずっと一緒にいたい・・
その思いばかりが、かけめぐる。
今までみたいに、甘えてわがまま言えば居てくれるかもしれない。
どんどん時間がすぎていく、どうしたらいいの?
血迷ったわたしは、あの人の腕をつかんで人目のないところで
キスしようとしたの。
見事きょひられた。どうしてなの?
お姉ちゃんがいるからなの?
わたし、気づいた、もしかしたら困らせてるよね・・
翌日は、お仕事なのに朝まで、わたしに付き合せちゃった。
あの人といると楽しいの。有意義な時間がすごせて幸せ。
大学に合格できたのは、この人の、おかげ。
だから、わたしは夢や目標に向かっていける。
お姉ちゃんなんかより、この人を愛してる。
お仕事が始まるギリギリの時間まで、一緒にすごしてくれた。
わたしは気楽な学生だから、こんなにもわがまま言えるんだね・・
この日のこと忘れない・・
今まで一番のXmasだったよ。
駅まで送ってくれた。そのとき「わたしのこと好きになって・・」
って言ったら、あの人は笑顔で、みんなが好きだといった。
どゆう意味なんだろう・・
何も心配するな・・優しい声でそう言ってくれたの。
電車から、あの人見ていると、あの人が見知らぬ子供の頭を撫でていた。
笑顔で、その子供に話しかけてるみたい。
ガキはうるさくて、めんどくさい生きもものだから嫌いだと言ってた、あの人が・・
寂しくなってきた気持ちが、それで笑顔になれた。
幸せなXmasを与えてくれて、ありがとう・・
あなたみたいな優しい人になりたいな・・