転院希望の病院を決め・・次の日にはさっそく、大学病院へ。

昨日の6時間弱の待ち時間があまりにも苦痛だったもので・・・受け付け開始時間前に手続きをして、ふたりで病院内をふらふら。

この日は、しゅーぞー君の職場の後輩が結石手術を同じ病院内で受けることになっていたから、

「今日もばったり会ったら・・言い訳できないよねぇ」
「だよねー。でも、そんなに会ったりしないんじゃない~?」

なんて会話をしていたら・・ばったり会ってしまった(笑)

とりあえず、今の状況をカミングアウト。

奥さまのお母様もがんを患い、大学病院からがん専門の病院に転院して治療を受けた経緯を聞き、
「がん専門病院ってがん患者しかいませんでしたからその点、すごく気が楽でした。転院はいいと思いますよ。」
色々、励ましてもらい勇気が増した。

さて、内科の外来では昨日とはうって変わって、診察開始と同時に呼ばれた。

今日は若い女医さんだ。

「あれ?・・昨日も来たんじゃないですか・・・」

と、言いながら電子カルテをいじくっている。

「明日、大腸の先生がいるのでわかるように引き継いでおきます」
ということだったので、見ればわかるだろう・・と、二人でそのことに気がついてくれるのを黙って待ってみていると・・突然、

「で?!・・今日は何しにきたんですかぁ!」と。

しゅーぞー君は、♀(女性)がきーきーと感情的に言葉を発すると”ぱたっ”と耳をふさいでしまう習性がある。

お約束のように黙って一点を見つめてしまった・・・

にこ「あの・・。昨日診てもらったのですが、腹腔鏡下での手術を希望していることもあって、明日まで転院するかしないかの返事をして欲しいと・・。昨日の先生は今日はいらっしゃらないので、大腸の先生にわかるように引き継ぎしておきます、とおっしゃっていましたが・・・」

女医「いいですよ、紹介状は書きますよ!でも、私、腹腔鏡で手術する先生のことは知らないしっ」

にこ「いえ・・。昨日の先生はそこを自分たちで決めてもいいということだったので・・。がん研有明病院に紹介状を書いていただけますか?」

女医「いいですよ、書きます。でも、私、これからずっと外来なのでそれが終わるまでは書けないし、明日とりに来て下さい」

もちろんです。
よろしくお願いいたします。

結局、引き継ぎはどころか詳細は電子カルテにも入れてもらえていなかったみたい。

がんと診断されただけでも相当なストレスだ。

それ以外のことはなるべくいただきたくないことだ。


次の日、紹介状と検査画像が入ったCD-ROMを無事に受け取れた。

さっそく、がん研有明病院へ診察の予約をすることにした。