ソルフェジオ周波数の音源は、病院の音楽プレイヤーによる再生に苦慮していたが、最終的にMP3プレイヤーを購入して持ち込むことで対応し、夕方19時から朝8時まで連続再生できるように、0時以降は比較的控えめな音量にして、朝に目覚めの良さそうなクラシックで構成した。(その後、ランダム再生になるおそれや、ループを可能にするために朝のクラシック音楽は変更)

 

3月になった。

おそらく、それまでにも様々な情報収集の中で、得ていた情報だったと思うが、ここに来て、当時の日記(メモ)に「スピリチュアル・ヒーリング」の語が初めて登場する。

日本語では「心霊治療」という。

「スピリチュアル」も、「霊」も字面を見るとオカルティックで怪しげに映りそうなので少し補足させていただく。

 

私はいずれの宗教団体にも属しておらず、組織的な宗教を信じていない。

私は霊感がある自覚がない。

 

ただ、知的好奇心は多いほうだと思われ、死後の世界などの情報を調べたり、陰謀論・都市伝説系の情報を調べていたことがある。

9.11のアメリカ同時多発テロ事件が自作自演という説や、明治維新時の天皇すり替え説(『幕末維新の暗号』(加治将一著)にて書かれた様々な南朝推し)は直感的に真実性を感じ、以降、一見非科学的な話もトンデモな話も、フィフティーフィフティーの目線で考えることを信条としている。

 

霊の存在に対するスタンスも、有無で言えばほぼ100%有ると思っている。

それは偏った見方に思われるかもしれないが、フィフティーフィフティーの目線で出発して、そのように至ったということだ。

以前は、霊能者と呼ばれる方はテレビ等限られた媒体でしか見られなかったが、Youtubeで情報発信できるようになった現在、霊能力を持つという方がインターネット上にたくさん存在する。

もし霊が存在しないとしたら、彼らは皆嘘つきか、もしくは何らかの精神疾患等に罹っているということになるだろうが、全員がそうとは到底思えない。

売名等というほどメリットがないし、誤解を招くリスクと天秤にかければ真実でなければ普通やらないと思うからだ。

そして、霊能に関しては古い歴史があり、そのための祭祀が行われてきた。

今でも親族が亡くなれば葬式を行うし、家を建てる時には地鎮祭を行う。

人生それなりに生きていれば、科学的に説明が難しい不思議な出来事に遭遇することがある。

見えない世界を見えないから、見えないものはないと決めつけることこそ傲慢であり臆病な態度ではないだろうか。

 

最近の若い方は知らないだろうが、40代以上の方なら、日本の霊能者と言えば宜保愛子さんだろう。(30代は江原啓之さんか)

1990年代前半に、定期的にテレビ特番が組まれ、ゲストを霊視して守護霊などから様々な情報を言い当てられていた。

大槻教授との論争に逃げたとか、実は霊の声が聞こえていなかったとか、やらせ疑惑のような話も付きものだが、Youtubeにある当時の放送を見ると、テレビ出演者(それも大物な方、海外の方、2000年代ではマサイ族もいる)全員を巻き込んで、やらせを行うという考えのほうが非現実的だと思えてくる。

 

信条的にそんなやらせに加担したくないと断るゲストもいるだろう。既に死後20年経っているが、やらせだった、やらせだったので断ったという方は見当たらない。

むしろ、時間が経って、当時の霊視の正しさが明らかになっていたりもする。ノストラダムスの予言が当たらないこと、ツタンカーメンの死因、ニコライ2世の第4皇女アナスタシアの遺骨の行方などだ。

個人が情報発信できるようになり、宜保さんに霊視してもらった話をブログに書いている方もいる。

 

当時のメディアは、心霊を怖いもの、という取り上げ方をしており、見せ方や効果音に違和感があるし、どうしても作られたものという印象が強く抵抗感を感じる方もいるかもしれない。

 

奇跡体験アンビリーバボーに出演していたローラ・リン・ジャクソン氏、LifetimeのYoutube動画で見れるトーマス・ジョン氏(占いタクシー)なども同じような霊能を持つ方と思われるので、興味があれば視聴してみると良い。

メディア媒体で信じられない方は、ジョージ・アンダーソン氏について書かれた『トゥルー・ミディアム』(糸川洋著)を読まれると良い。(ジョージ・アンダーソン氏は自分の能力に懐疑的で、翻訳者も慎重なスタンスの方で納得しやすく、AmazonのKindle版で200円で読めます)

 

ということで私は霊の存在を信じていて、それは死後の再会を信じられることでもあるので、このような状況となった自分の心の支えになったのだが、他人にその考えを押しつけるつもりはない。

見えないものへの考えは人それぞれで良い。

一方で、霊の存在を信じると言っても、霊の存在を説く宗教を信じるわけではなく、全てフィフティーフィフティーの目線から考えていく。

一部、納得できる部分があるからといって、全て信じられるとも思わない。(宗教を否定しているわけではありません)

そういうスタンスで、自分が非科学的なことについて書いているということを、まずは誤解なきようお伝えしておく。

 

スピリチュアル・ヒーリングというのは、霊界の医師が行うヒーリングであり、奇跡的な回復を見せることもあるという情報を得て、その方向で何か現実的に取り組めることがないか考え始めたということだ。