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年が明けました。

 

正月休みが終わった頃、太郎さんは多貫エステートから電話を受けました。

どこか聞き覚えのある女性の声が聞こえました。

 

「太郎さん、あけましておめでとうございます。私、鎗手加奈です。お久しぶりです」

 

「あれ、加奈さんですかあ。久しぶりです。一体どうしていたんですか?」

 

鎗手加奈(やりて・かな)さんは以前多貫エステートの営業部員で太郎さんにアパートを販売した人です。太郎さんが物件を契約した直後に後突然退職してしまい2年が経過していたのでした。

 

2年前にはご挨拶もしないで退職してごめんなさい」

 

「あの時はびっくりしました。あれから一体どうしていたんですか」

 

「実は、父が急遽アメリカ駐在になったので一緒に現地に行ったのです。丁度母が入院中だったもので一緒に赴任できなかったのですが、私も丁度米国で不動産の勉強をしたかったので良いチャンスと思い渡米したのです」

 

「そうだったんですか。心配していました」
太郎さんは久々に加奈さんの声を聞いてすっかり嬉しくなりました。

 


「その時は社長に大変迷惑をおかけましたが、米国での勉強が一段落したら戻って来いと言われていたのです。昨年、不動産コンサルタントの資格を取得したところ社長からお誘いがあって会社に戻りました。これからは営業部長としてよろしくお願いします」

 

「ええっ、いきなり部長ですか。偉くなったんですねえ」

 

「いえいえ、まだ帰国したばかりで何もわかりません。これから一生懸命頑張りますから太郎さん今後とも宜しくお願いします」

 
太郎さんは、2年前に一緒に加奈さんの運転するアルファベンベでドライブした事を思い出しました。





あの時の帰り、にわか雨に遭い、幌の壊れた車でずぶぬれになったことがありましたが、今は良い思い出です。


こうして加奈さんは戻ってきました。茂倉さんは加奈さんの部下としてこれから一緒に仕事をする事になったのです。

 

加奈さんは休暇が明けてから最初に茂倉さんから今の懸案事項をヒヤリングしました。

 

その中で一番懸案は南手取の新築物件でした。ニコポン光学の工場開設が延期となった為に工事が中断しています。出来るだけ早い時期に完成して売らないと資金繰りが厳しくなります。

加奈さんは茂倉さんから留学生向けのオファーが来ていること。社長の承認が降りないので困っていることを聞きました。

 

翌日、早速加奈さんは茂倉さんと共にチバラギ平成大学の魚野鮎子さんに就任のあいさつを兼ねて訪問することになりました。

 

つづく



     
   
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