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早速太郎さんは大手仲介会社の3社に売却の査定を依頼したのでした。

そして数日後、3社から届いた査定結果を見て太郎さんはびっくりしたのでした。

 

よいしょ仲介  500万円

 

不動産仲人連合 550万円

 

水増不動産   600万円

 

 

どれも現在の400万円を上回っています。 

「あはは」

太郎さんはこの結果を見て強気になりました。


 

「そうかあ、これなら入居者に売るより水増不動産に仲介して貰った方が良いじゃないか」

「そうだわねえ」花子さんは言いました。

 

早速、両手不動産の鈴目さんに電話しました。

「鈴目さん、ぼく大手仲介会社に売却査定しんたんですが600万円の結果がでました。だから今の400万円での交渉を中止したいと思います」

 

「太郎さん、何という事を言うんですか。せっかく買いたいとおっしゃるお客さんに失礼ですよ」

 

「だって大手の信用ある会社が600万円で売れるって言っているんですよ。両手不動産の様な零細業者とは違いますからねえ」

 

「太郎さん、大手の会社だからといって信用してはいけません。最初は600万円で売りに出しても売れなければすぐに値下げします。結局相場並みでしか売れない結果になるんですよ」


「でも、でも、大手だからお客さんが一杯いるでしょう」

 

「こんな地方の古い戸建てを買いたいと言うお客さんはとっても少ないですよ」

鈴目さんは大手だからといって盲目的に信頼してしまう太郎さんにいらつきました。

 

「太郎さん、それじゃネットでこの近辺で売り出している戸建ての価格を調べてみてください」

 

「はい、それじゃちょっと調べてみます」

そう言って電話を一旦切りました。

 

早速太郎さんはネットで手取市の中古戸建物件の売り出し額を調べました。

「あれ、鈴目さんが言っていた通り、300万円程度でしか売りに出ていない」

 

「でも、水増不動産が自信を持って出した査定額だからなあ。もしかして本当に600万円で売れるかもしれないなあ」

 

そう思うとまた迷ってしまうのでした。

 

「そうだ、茂助さんに聞いてみよう」

 

そうして、またもや茂助さんに電話をして相談したのでした。

 


     
   
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