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家賃7.5万円! 

 

この家賃は地域相場より1万円高いものです。

でも、それには条件があります。

 

「留学生は2年間の短期滞在ですので、初期費用は出来るだけ抑えたいのです」

そう言って鮎子さんはこのような条件を伝えました。

 ● 礼金ゼロ。 敷金3万円。退去時にクリーニング代として償却する。

 「まあ、これは仕方ないかあ」太郎さんはそう思いました。

 

「留学生がスーツケース一つですぐに住めるようにしたいのです。その為に面倒な手続きをなくしたり余分なものを買ったりしないようにしたいのです」鮎子さんはそう言って次の条件を言いました。

 

 ●  家具、家電を付ける

 ●  場合により2名入居を認める(その場合は家賃2万円増額)

 ●  インターネット(WiFi)を導入

 ●  光熱費(インターネット含む)は家賃に含む

 

「うーん、これだと家賃が高くても経費も高くなるから収益は余りでないな」太郎さんはそう思いました。

 

 

「私が住んでみていろいろ改善が必要なところが見つかりました。快適に住めるようにこのような対策を施してください。

 大型のエアコンへの交換(二階のみ)

  ロフト部に壁付け扇風機もしくは天井にシーリングファン付きの照明設置

  丸見えのシャワーブースの対策(二人入居の場合)

  

「確かに暑さ対策はしなければいけないなあ。でもこれって結構費用がかかる」

外国人向けに貸す事の不安に加えかなりの初期費用がかかることがわかりました。

とりあえず、太郎さんは即答できず持ち帰り検討することになりました。

 

「太郎さん、良いお返事を期待しますね。宜しくお願いします」

鮎子さんのお別れの言葉を受けて太郎さんは帰宅しました。

ふと、太郎さんは茂助さんの事を思い出しました。

というのは、茂助さんは外国人向けのアパートを経営したからです。

帰宅後、早速茂助さんに電話しました。

 

「茂助さん、お金貸してください」

「ええっ! 何だって?」

 

いきなり太郎さんから言われて茂助さんはびっくりしました。

 

つづく


     
   
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