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その翌日、太郎さんはチバラギ不動産に行き、白鳥礼子さん、魚野鮎子さんと会いました。

「太郎さん、今回はわざわざ来ていただきましてありがとうございます」挨拶の後、鮎子さんが4月よりプレスクールを始める事を伝え、続いてそれを受講する留学生の宿舎に困っていることを伝えました。

 

「ただ今、留学生向けにアパートを貸して下さらない大家さんが多くて困っています。そこで太郎さんのアパートを私たちの大学の留学生に貸して頂けませんでしょうか?」」

 

「え、留学生? ということは外国人?」

 

太郎さんはびっくりしました。確かにチバラギ平成大学が国際交流学部を開設することは知っていましたが、開校は来年9月と聞いていたので未だ先だと思っていました。

 

「あわわ、うーん」太郎さんは唸るばかりで返事が出ません。

太郎さんは恐る恐る聞きました。

「あのー、外国人って悪い人が多いじゃないですか。家賃払わずに帰国されたら大変です。それに僕英語話せません」太郎さは乗り気ではありませんでした。

鮎子さんはあきらめません。何としてでも太郎さんのアパートを借りたいからです。

 

「太郎さんは外国人に貸すことに対していろいろ不安をお持ちの事と思います」鮎子さんは太郎さんが落ち着くまで待ってから話を始めました。

「でも、大学が保証人となりますので安心です。言葉の点は大学の入学前に日本語を話せない学生向けに日本語教育を実施します。また、日常の細かいトラブルはこのアパートに一緒に住んでいる私が対応します」

 

それをきいて太郎さんの心が少し動きました。
鮎子さんが一緒に住んでいるので多少のトラブルはそこで防げることを聞いてほっとしたからです。

 

「ぜひ、太郎さんに力になって下さい。太郎さんのアパートならば7.5万円の家賃で募集できますので」

 

「太郎さんはびっくりました。シマシマハウスが5.5万円の安値攻勢をかけている中、7.5万円の家賃は魅力的です。

 

「え、鮎子さん本当ですか? 良いお話じゃありませんか。喜んで貸します」太郎さんは高い家賃が取れることをきいてあっという間に心変わりしました。

 

「でも、留学生向けですので特別な条件があります」鮎子さんは太郎さんに言いました。

「それは何ですか?」

 

太郎さんが興味を持ったので鮎子さんはその条件を説明しました。

「え、そこまでやるの?」

それを聞いた太郎さんは再び迷い始めました。

 

その条件とは

つづく

 

       
     
   

 
 
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