「もしもし、太郎さんですか」蔵居さんから電話が入りました。
蔵居さんはいつもに増して暗い声で話しかけています。
「太郎さん、昨日契約更新を控えている入居者様3名全員が2月末に退去するとの連絡がありました。それなので2月末には合計6名の方が退去となります」
「ガーン!」
それを聞いて太郎さんは後頭部をハンマーで叩かれた様な衝撃を受けました。
恐らくシマシマハウスのキャンペーンに応募したのでしょう。
その結果、2月末には8室中6部屋が空室となってしまいます。
太郎さんは電話を切るってから慌てて2月に6名退去した場合の収益を計算してみました。
大変だ!
今の残高では3月には24万円もの赤字だ!これじゃ38万円のローンが払えなくなる!
そうなると僕の物件は競売に出されてしまうかも知れない。
それから税金も払えなくなる。そうなると家賃の差し押さえをされてしまう。
実は、太郎さんは以前セミナーでボス山元という先生からアパートローンが破綻した事例を聞いたことがありました。
そこではローン返済が3か月程度滞った場合、銀行から一括返済を要求されます。それが払えない場合は任意売却を求められ、それがダメな場合は競売へと進みます。
また、税金を滞納した場合は税務署から催促の電話が来ますが、それを無視しているとやがては給料や預金が差し押さえられてしまうと言う内容でした。
「仕方ないから24万円を消費者金融で借りて凌ぐことにするかなあ」
と、太郎さんは思いました。
その時、太郎さんは昔テレビで見たドラマ「サラキン蟻地獄」のシーンを思い出しました。
そのドラマでは主人公は最初は軽い気持ちでサラ金から10万円借りたものの、その後利息が雪だるま式に膨れ上がり、大変な苦労をしました。
今まではその話を他人事の様に思っていたのですが、破綻が現実味を帯びてきたのです。
太郎さんは不動産投資を始めたことを後悔しだしました。
太郎さんはどうしたら良いのでしょうか?
つづく



カモネギ脱出ゲーム開催予定


