太郎さんは、3月危機に備えて対策を考えなければいけないのですが良いアイデアが浮かびません。
そこで7定期巡回を兼ねて現地に行き、現状を見ながら対策を考えることにしました。
太郎さんは駅前にある久々にチバラギ不動産南手取支店に立ち寄りました。
幸い白鳥礼子さんは在店でした。
「礼子さん、この前はどうもありがとうございました。おかげで一室埋まりました。残り一室も宜しくお願いします」
「おや太郎さん、久しぶりだねえ。でも、ニコポン光学は赤字続きで大変な様だね。太郎さんのアパート大丈夫かい?」
「実は困っているんです」
太郎さんは3月には早期退職による退去者が出そうなことや、家賃補助廃止などの悩みを話しました。
「おやまあ、それは大変だ。太郎さんどうするべ?」
「今良いアイデアがないので困っています。とりあえずは早く満室にすることに全力をあげます」
「そうかい、頑張ってね。うちもお客さんが来たら勧めてあげるね」
その後、太郎さんは物件に行き、枯れ始めた雑草と格闘を始めました。
太郎さんが一生懸命雑草を取っていると、「背後から女性の声が聞こえました
「あのーすいません、ちょっと助けて欲しいんですが?」
振り向くと髪の長い女性が困った顔で立っていました。
どうやら先日入居した人の様です。あの時、白鳥礼子さんは美人だと言ったのでしたがどうやらセールストークだった様です。
「はい、どうしましたか?」
「エアコンが動かないんです。昨日まではちゃんと動いていたのですが困っています」
「そうですか、それでは部屋に入っても宜しいでしょうか?」
「はい、どうぞ」
太郎さんは女性と一緒に部屋に入りました。
太郎さんは早速エアコンのチェックを始めました。
リモコンを見ると液晶面が消えていました。
そこで、蓋を開け電池を入れなおしました。
そうしたら液晶画面は点灯し、エアコンは無事動作したのでした。
恐らく、リモコンを落とした時に電池がずれたのでしょう。
あっという間に故障が直ったのでその女性はびっくりしました。
「え、もう直ったんですか。掃除屋さん素敵!」
その女性はにっこり笑いました。
太郎さんはそう言われてすっかり嬉しくなりました。でも、どうやら掃除屋と勘違いされているのが気になります。
つづく



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