今日の太郎さんの行動はいつもと全く違っていました。
太郎さんは朝早く家を出てまず現場に行っていたのです。
そして雑草を取り、エントランスも掃除しました。
掃除の後、部屋に入り電気のブレーカーを上げ、エアコンのスイッチをいれました。そして備え付けの冷蔵庫にコンビニで買ったお茶を入れたのでした。
これは茂助さんからのアドバイスがあったからでした。
前日、茂助さんから太郎さんに電話がありました。
「太郎さん、募集活動の主役は仲介会社なのだよ。大家は自分で募集は出来ないので仲介会社に動いてもらわねば部屋は決まらない。だから、担当者が部屋を気に入ってもらうことが先決。気に入ってもらえればお客さんの条件が多少合わなくても内見するように勧めてくれるからね」
普段ならば人のアドバイスを余り聞かない太郎さんですが、このままではじり貧になるとの危機感があったのでしょう。素直に耳を傾けたのでした。
そして、アドバイスに従って、準備したのでした。
二人は事務所に戻りました。
「それじゃ、お客さんに紹介してくださりますか」
「いいだべ。きっとナウでヤングな手取ギャルに気に入られるだんべえ」
「わーい、ありがとうございます」
「でもなあこの家賃じゃ幾らおしゃれでも高すぎるわな」
「そうかあ。じゃ、幾らくらいなら決まりますか?」
「そうじゃのう、共益費込みで6.5万円ならば自信がある」
「うーん、6.5万円は厳しい。とりあえず共益費込み7万円でお願いします」
「まあ、お客さんくれば多少条件が合わなくても案内するべえ。中には内見して気に入る人もいるかもしれんからなあ」
「それじゃお願いします」
と言うわけで、めでたくチバラギ不動産南手取営業所でも太郎さんの物件を扱うことになりました。
太郎さんは「さあ、これで8月攻勢の準備は整った.
明日にでもナウでヤングな手取ギャルが押し寄せるぞ」と言って吉報を待つことにしました。
さあ、空室は埋まるでしょうか?



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