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200万円足りない!

 

太郎さんは焦りました。

早速加奈さんに連絡しました。

 

「加奈さん、契約の日程はいつですか?僕、あと200万円足りないので金策しなければなりません」

「契約は未だ先です。ローンの審査が終わらないと出来ません」

「そうですか(ほっ)」

「僕、勘違いして契約金の300万円これから集めないといけないのです。

僕の銀行通帳には100万円あるので残り200万円です」

「あーら、その位太郎さんだったら簡単に調達できますよ。

もしダメだったら、消費者金融があるじゃないですか」

「あ、そうか!」

 

太郎さんは電車の中にある吊り広告を思い出しました。

「そうだ、アコギとかトイチとかから借りれば良いんだ」

「そうです。だから大丈夫ですわ」

「それでは契約までに準備してくださいね」

「はーい」

 


その後、午後から出社しました。太郎さんは勝手に午前中は休んで午後出社したので上司からたっぷり叱られましたが物件を無事購入できた嬉しさで気になりませんでした。

 

会社からの帰り、街を歩くと消費者金融の看板がやけに目につきました。

やはり、普段は目にしても意識しないけど、一旦意識するといやでも目に入るものですね。

こうしてみると街の中には消費者金融業者が山のようにあることに気が付きました。

「これだかあるんだから心配いらないなあ」太郎さんは勇気付けられました。

 

帰宅後、花子に例の物件を無事申し込みしたことを話しました。

「そう、買う事に決めたの。おめでとう。アニキスゴイ!

「そりゃそうだ、何といっても由緒あるカモネギ家の長男だもの」

「これというのもご先祖の鴨葱文左衛門様のおかげだ」
といって太郎さんは肖像画に手を合わせました。


確かに土地から自分で仕入れて自分で建物の基本設計をして建築する苦労は並大抵のことではありません。

 

でも、今回は単に建売アパートを購入しただけですので、別に大したことをしたわけじゃありません。

でも、不動産投資家の多くはいつかは新築物件を欲しいと思っているのです。だから、新築物件を所有していると仲間から羨望の目で見られるのです。

 

太郎さんは花子さんから褒められてちょっといい気分になりました。

ところが、その後花子さんから鋭い質問が出ました。

 

それは。

     
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