次に間取りの説明をさせて頂きます。
槍手加奈さんは間取り図を取り出しました。
先ほど多貫社長がスライドで見せてくれたものと同じですが、間取り図に解説が加えられていました。
槍手 まず、この部屋の広さは18㎡プラスロフト3㎡で実質21㎡です。これは約12畳に相当します。広さそのものは一般的ですが、スタジオ木恒(きつね)様の優れたデザインにより使いやすく設計されています。
太郎 なるほどなるほど メモメモ
槍手 この部屋には4つのUSPがあります。
カモネギ様、USPってご存知ですか?
太郎 知ってます。パソコンの穴のことでしょう。
槍手加奈さんは目を大きく開いて驚愕の表情をしました。笑いをかみ殺しながら説明を加えました。
槍手 違いますそれはUSBです。USPとはマーケッティング用語でユニーク セールス プロポジションと言って他に対して差別化できるアイテムの事を言います。
太郎 そうかあ。知らなかった。メモメモ。
槍手 ここで4つのUSPについて説明させて頂きます。
第一のUSPはスキップフロアです。
この部屋にはスキップフロアを採用しています。これにより床下には広い収納エリアが確保されました。最近は荷物が多い傾向がありますが、これにより十分な収納能力があり、他のアパートに対して有利な状況にあります。
また、このスキップフロアにより入り口からの視線を遮る事が出来ます。それと部屋を仕切る扉がないので開放感ある居室が実現しました。
次に2つ目のUSPです。
まずベランダについて説明させて頂きます。ベランダはスキップフロアと同じ高さにある為に地上からかなり高い位置になります。その為外部からの侵入が非常に困難なためにセキュリティに優れています。
また、ベランダ位置が高く視線を遮る為、女性も安心して洗濯物を干すことが出来ます。
その為に、浴室乾燥機は必要なくなりコストダウンにもなります。
また、ベランダ下にエアコンの室外機を設置できるのでベランダをより広く使う事が出来るのです。ですからベランダの面積は普通の半分に出来ました。代わりにクローゼットにそのエリアを当てる事でスペースの有効活用が出来ました。
太郎 なるほど、良く考えられていますね。
槍手 また、洗濯機置き場は非常にユニークです。室内とベランダの二か所に扉があるので、洗濯物を入れる時は室内から、取り出すのはベランダからになります。これは洗濯機から出した洗濯物をすぐにベランダで干せるというメリットがあります。洗濯機がベランダにあるので室内には洗濯機の騒音は入らず、静かな環境を保つことが出来ます。
太郎 そうか!すごいアパートだなあ。
さすが社内トップのやり手営業ウーマンである槍手加奈さんです。
説得力のある説明にすっかり太郎さんは引き込まれました。
でも、これらの説明はメリットだけを伝えているだけに過ぎません。お客さんはこれを鵜呑みにせず、伝えてくれないデメリットを考えなければいけません。
賢明な読者の皆様はきっとデメリットについても気付いていると思います。
さて、槍手加奈さんの説明は未だ続きます。
つづく
カモネギ脱出ゲーム開催予定







