茂助       さて、そろそろ物件まで歩いて行こうか。

 

少し歩くと並行して走っている貨物線の踏切がありました。

そしてちょうど遮断機が降りたところでした。

 

太郎       踏切があることは地図には載っていなかったので気が付かなかったね。

でも、貨物線だから頻繁に列車が通る訳ではないですよね。

 

茂助       そうだね。今回はたまたまタイミングが悪かったのでね。

 

やがて貨物列車が通過します。ところが、列車の編成が長いのとスピードが遅いのでなかなか通過しません。

 

花子       でも茂助さん、待ち時間長いわ。花子いやになっちゃう。

 

茂助       確かに。貨物列車って沢山貨車を繋ぐから通過時間が長くかかるんだね。

 

イライラ イライラ イライラ

イライラ イライラ イライラ

 

実際に踏切待ちをしていた時間は3分ほどでしたがもっと長く感じました。

そしてやっと遮断機が上がりました。

 

さて、踏切を超えてみてしばらく歩くと畑ばかりの景色となりました。

 

花子       茂助さん、いきなり田舎じゃん。がっかりだわ。

 

茂助       そうだねえ。これじゃ不便だね。でも、駅から徒歩5分とのことだからもうすぐだよ。

 

やがて道は段々と細くなり、やがて坂道になって来ました。

そして坂道の傾斜は段々きつくなりました。

 

坂道の途中に擁壁があり、そこにある階段を上れば目指す物件があるはずです。

擁壁が高いので下からはどれが目指すアパートかわかりません。ただ、擁壁にへばりついている建物が並んでいます。これらの建物は地震が来たらどうなるのか心配です。

 

花子       茂助さん。この階段きついですねえ。花子疲れたわ。

 

茂助       まだ若いのに、体力ないねえ。

 

花子       普段は頭脳労働だからこんなときはきついの。茂助さんは肉体労働者だから平気なのね。

 

太郎       僕、疲れた。一休みしましょう。

 

茂助       そうしよう私も疲れた。

 

 階段の下まで戻り、自動販売機の缶コーヒーを買って一休みです。

 

花子       茂助さん階段を登るのじゃ自転車は使えないじゃん。内見者は嫌がると思うわ。

 

茂助       おや、初めてお客さんの事を意識したね。

 

花子       でも、若い人なら体力があるからへっちゃらだと思うわ。

 

茂助       でも、若い人でもこの坂を上るのは大変だと思うよ。

 

花子       いいじゃない。私が住むわけじゃないのだから。

 

茂助       それを言ったらおしまいだよ。

 

茂助       さて、一休みしたことだからもうひと頑張りしよう。

 

花子       はーい。

 

それから長い階段を上ってやっと物件に到着しました。

 

茂助       ところで経過時間は?

 

太郎       12分です。

チラシには5分と書いてあったけど、実際は違いますね。

 

茂助       踏切の待ち時間と坂道を登るために余分に時間がかかったんだね。

 

さて、やっとたどり着いた物件ですがその外観を見て三人はびっくり。

 

つづく

 

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