佃の獅子 三年に一度の本祭で町がそのまま興奮状態です。
この土地に住むとやはりこの本祭が待ち遠しくて仕方がありません。
雌雄三組の獅子頭は町内を練り歩き、赤い佃小橋の上でもみ合うこととなります。酒が入っていっそう威勢の良くなった若衆に担がれた獅子頭はそれはそれは勇壮です。
神輿も獅子頭もそして観客も巡行する町内沿道各家からバケツやホースで容赦なく水がかけられます。(また毎回、消防庁協力のポンプ車も出動して消防ホースの威力を発揮します。今年はまだ遭遇していませんが…。)それがまた夏祭りの風物詩として無くてはならない光景なのです。
周囲は〝ウオーターフロント〟というカケゴエの基に開発が進み超高層住宅群に囲まれてしまいました。そして佃島の一画だけが昔ながらの細路地と優しいj人家が残されています。溢れんばかりの見物人でしたが、その人たちはどうやら最近住み始めた新しい住民が占めていたように思えます。