ある図書館の前庭。
ベンチに腰掛け、いつも考え事をしている一人の少女がいる。
最初に彼女に気が付いてからもう十数年もたったか。
以来見かける度に気になって仕方がない。
ほんの時たまだけど、横に座らせてもらうことがある。
その時の高揚感を思い出す。
恥ずかしくて今日は座らなかった。