公園デビュー | 本当にあった怖い話

本当にあった怖い話

本当にあった怖い話と意味がわかると怖い話を解説付きで書いています

218 名前: 『公園デビュー』 03/12/29 19:35
引越しして2ケ月、子供は2歳、可愛い盛り、そろそろ公園デビュー。
服装も完璧、ブランドじゃないし、バックも普通。
ベビーカーも義姉のお下がり。
春の日差しの中におでかけ。

「こんにちは、○○裏のマンションの2階に引越しして来ました佐藤です。」

子供たちが寄ってきた、砂場で遊んでいたらしく砂だらけ・・。

「どうも~田中です、山田です、よろしく。」
「可愛いお子さんね、いくつ・・・」

息子は指を全部出した。2つなのに。

「お名前は」
「りょうです」

まだ言えないけど愛想はいい。

「カワイイィ、、おばちゃん!私たちが遊んであげる・」

と子供たち。
まだ、「おばちゃんじゃないわよ!」と口には出せない。
砂場を見るとお山が出来ている。

「まぁ、大きなお山、みんなが作ったの?」

横にあいた穴にひざまで入ってみんな真っ黒、愛する息子は興味津々。
赤いバケツと黄色いスコップでヨチヨチあるき。

「おいたしたらしかってね?、」
「ハァーイ」

と可愛い声。
うまくやれそうだわ、「これからもよろしくね」
始めのうちはそこにいて・・いつのまにか、ちょっと離れ、子供たちを横目でみながら田中さん、山田さんのお話。
そしていつの間にか・・。
話も弾んで夫の事、会社の事、そんな井戸端会議であっという間に時は過ぎた。
ふと、胸に風が通り過ぎ、なぜかハッとなって後ろを振り向いた。
砂場には女の子2人の姿があった。楽しそうに・・・・。

「子供がいない!」

あわてて砂場へ駆け寄った。靴が!
子供の靴がちゃんと揃えておかれていた。

「おばちゃん、りょうくん悪い子だったからおねんねしてもらったの」

お山の横の穴はもうなかった。