疾走 | 本当にあった怖い話

本当にあった怖い話

本当にあった怖い話と意味がわかると怖い話を解説付きで書いています

少し前の出来事です。「呪いのビデオ」って知ってますか??レンタルとかしているんですが…。あれの「疾走」って話にかなりにています。
自分は高校生で少し遠い高校に通っています。部活とかは入っていないのですが、学校の授業が7時間の日は冬の時期だともうすでに外が薄暗くなっているんです。だから学校からでて家の近くにつくまでにはもう真っ暗なんです。その出来事が起きたのもそんな日でした。自分はいつも通りに友達と帰っていました。しかし、自分の家と友達の家はそれほど近くないので、途中から自分は15分間くらい友達と別れて一人で帰ることになるんです。いつもは友達と別れた後は自分が卒業した中学校の前を通って帰るんです。その中学校はかなり田舎で周りに田んぼしかないんです。いつも通りに中学校の前を通り、家へと急いでいました。しかし、その道はあるのです。真っ直ぐに伸びたアスファルトの道路。かなり長い直線の道路があるんです。中学校に通っていた時は夕方そこの道から帰っていました。道の左側には一面の田んぼ。家の明かりがかなり遠くのほうに見えます。右側はあまりいい景色ではなく、ビニールハウスが並んでいます。どのビニールハウスもボロボロなんです。それにしても夕方、そこを帰るときはいい景色でした。高校に入ってからはそんなに早く帰れないので、冬はそこにつくといつも真っ暗でした。一本線の細い道です。500メートルの間に外灯などのあかりは一切ありません。いつも自分はその道にはいると自転車のスピードを速めました。いつも通りにその道の中間ぐらいに来た時です、何か音がするのに気が付きました。最初のうちはサイレンかなぁ、と思いました。そんなような音だったんです。それはかなり遠く、左側の田んぼの方から聞こえます。「………ぁ…ぁぁぁあああ!」だんだんと音が大きくなっていきます。「サイレンなんかではない」これは声だと気が付きました。自分は自転車をこぎながらその「声」がするほうに目がくぎづけでした。冬なので田んぼとはいってもただ土の地面がはてしなくあるだけです。真っ暗なのでそれほど遠くまでは見えません。声はどんどん大きくなります。自分は不安になってきました。しかし、目は左側をじっとみたままです。その時、左側の遠くの方に何か見えてきました。白いかんじの点のようなもの、しかし、だんだん大きくなってきます。自分は「それ」があきらかに近づいて来ていることに気付きました。しかも、もの凄い速度で。声はやみません。やっとその正体がわかったのは自分との距離が50メートルくらに近づいた時でした。それは人でした。浴衣のようなものを着て、腕をめいいっぱい振って全力でこちらに向かって走って来ています。さすがにヤバイと思い自分も全力で自転車をこぎます。その時、さらに気付きました。その瞬間、息がとまるかと思いました。首がないのです。走ってくる人に首から上が一切ないんです。それはなおも「あああああ!!」と恐ろしい声を上げています。道が終わるまであと少しです。必死で自転車を走らせます。しかし、それに追い付かれそうになります。もうそれは横から来ています。ものずごい勢いで走っています。道が終わり、後ろを振り向くと「それ」はビニールハウスの方に走っていきました。自分はその後もかなりのスピードを出して家まで急ぎました。
その後の生活に何も起こってはいませんが、今でも、あの声の恐ろしさ、首がない外見、そして何より追い付かれたらどうなっていたのかと考えると夜も眠れません。