ある夏の夜、午前2時頃のこと。
トゥルルルル...
トゥルルルル...
電話が鳴っています。
Tは眠たい目をこすりながら受話器をとり、
T「はい...もしもし。」
X「もしもしTさんのお宅ですね?」
T「はい。」
X「今からあなたの家へいきます。」
ガチャッ。ツーツーツー。
Tはただのいたずら電話かと思いそのまままた眠ってしまいました。
そして暫くするとまた電話が鳴っています。
トゥルルルル...
トゥルルルル...
T「はい。」
X「もしもし。今から貴方の家へ向かうために電車に乗ります。」
ガチャ。ツーツーツー。
Tは腹を立てながらもまた眠りにつきました。
トゥルルルル...
トゥルルルル...
Tは電話を無視してベットにもぐり込みました。
トゥルルルル...
トゥルルルルル...
それでも電話は鳴り続けます。Tは頭にきて
T「おいっ、いい加減にしろよ。何時だと思ってんだよ。」
X「今貴方の家の近くの駅に着きました。」
T「ふざけるな。こんな時間に電車が動いてるわけないだろう。警察呼ぶぞ!!」
X「これから貴方の家に向かいます。」
ガチャ。ツーツーツー。
Tは目が覚めてしまい、このたちの悪い電話の相手をこらしめてやろうと今度は寝ずに電話の前で待っていました。 するとまた、トゥルルル...
T「もしもし。」
X「今貴方の家の近くの公園にいます。」
ガチャ。ツーツーツー。
Tは来れるものなら来いと思いました。
トゥルルル...
T「もしもし...」
X「今貴方の家の近くの薬局のそばの公衆電話にいます。」
ガチャ。ツーツーツー。 そして1分ほどすると
トゥルルルル..
T「はい。」
X「いま貴方の家の玄関の前にいます。」
ガチャ。
Tは急いで玄関に向かいドアを開けました。でもそこには誰もいません。 ふと、時計を見ると午前3時になろうとしています。
「馬鹿らしい。こんなくだらない電話につきあうなんて...」
とベットに戻ろうとすると、
トゥルルルル...
トゥルルルル...
Tは無視しようと思いましたが、また受話器を取りました。
T「もしもし。」
X「.....。」
T「もしもし。」
X「.....。」
T「今度は一体どこに居るんだよ。」
X「.....。」
Tは電話を切ろとすると
X「もしもし..今貴方の後ろにいます。」