昔の小学校で教員やってたときの先輩の、若いころの話。先輩はサイクリングが趣味で一人で自転車にのり、いろいろなところに行ったそうです。大学受験が終わり、暇をもてあましたころ、ふと思い立って泊りがけでG県に行きました。詳しい経過はよく覚えてませんがなんやかんやありG県のとある駅に野宿することになり、先輩は慣れたもので戸惑うこともなく寝支度をしていました。でも、そのときは寝袋の中に入ってもなんだか寝付けませんでした。真っ暗の無人駅なので暗い、暗い、暗い。ぼんやり暗闇を眺めていると、明かりが近づいてきました 何だ…?目をこらすと、蝋燭。蝋燭を持った老婆です。「何をしてる?」老婆は比較的明るい声で聞いてきました。 その声に先輩は比較的安心し野宿することになったと事情を話しました。すると老婆は気の毒そうな顔をして「コレをたべんさい」といって持っていたカバンから茶碗に盛られたご飯を出しました。先輩は驚き、なんですか?と尋ねると「ああ…ご飯だけじゃ食べにくいなぁ」と答え、まだ暖かいご飯に「腕時計」を乗せました。蝋燭の乏しい灯りでみると、やけに、赤い。なんだか皮膚らしきものも付着している。先輩はパニックにおちいり、寝袋をひっつかんで逃げました。話はこれだけです。殆ど意味不明だったのですがとても怖かったので…。