私が高校時代の話をひとつ。





入学当時の私はいわゆる“真面目ちゃん”でして(今もですけど)。

地元より更に田舎の隣市にある高校に、自転車・電車・徒歩で1時間かけて通い。

学校が終われば、まっすぐ家に帰り(電車が1時間に1本しかなかったので、必然性もありましたがw)。

休みの日も、おとなし~くしていました。

高校も2年生にもなりますと、ちょっと余裕も出来。

街の高校に通っている、中学時代の同級生達とも、再び交流するようになりました。

友達に誘われて遊びに行った先に、男の子がいる事も増えていき。

何をするでもなかったのですが、集まって喋ったりカラオケしたり…他愛もない、専ら健全な遊びをしていました。





そんな中で仲良くなった男の子・Sくんが、ある日違う男の子を連れてきました。

背が高い印象はあるのですが、特筆して“かっこいい”とか“面白い”とか、それ以上のモノはなく。

その後もう一度会いましたが。

やはり印象は変わりませんでした。





彼とはそれっきり会う事もなく。

Sくんとは腐れ縁で、その後もずるずる付き合いがありました。

それから何年も経ったある日。

Sくんと居酒屋に行きました。

他愛もない話をした後。

『そういえば、高校時代に会ったあいつな~。』

唐突に話を変えたSくん。

『あいつって?』

『ほれ、俺が連れてきたやん。』

『だから誰よ。』

私がさっぱり思い出さないのに苛立ち、身振り手振りで“あいつ”の説明をするSくん。

…ん~、居たような気がする。

Sくん、結構いろんな男の子を連れてきてたし。

『かっこ良かったやろ?』

…ああ、何となく輪郭だけ思い出した。

『そう?』

『あいつ、芸能界入りしたんやで?』

マジ?!

そんな素材だった?!

名前も聞いたか聞いてないか、覚えてないのに。

『もうすぐ始まる連ドラに出るらしいぞ。』

俳優なの?!

そんなにメジャー?!

そのドラマとは、菅野美穂ちゃん主演の“愛をください”。

蓮井朱夏という名前で、菅野美穂ちゃんがCDまで販売し、スマッシュヒットを放ったきっかけになったドラマでした。

んじゃあ、見てみようかな。

Sくんに言われた通り、初回放送時にテレビの前に座り。

じっくり見始めました。

見始める事小一時間。





ん?

この人?

あ、この眉毛!

確かこんな眉毛だった!

言われていたから思い出しただけですが。

あの時会った彼でした。

はぁ~、地元の岐阜からこんな人が芸能人になったのね~。

この方です。

富山嫁入り物語-main.jpg

伊藤くん。

先日公開された映画も大ヒットだとか。

岐阜が生んだ、貴重なメジャー俳優です。

…本当に“かっこいい”とか思わなかったんだけどなぁ。

あれからすぐに、スーパーボーイに選ばれたみたいだけど…。

まぁ私、見る目がないみたいなんで(笑)