ストーン
■あらすじ
もうすぐ定年を迎える仮釈放管理官のジャックは、放火と祖父母殺しの受刑者、ストーンを最後に担当することになる。ストーンはジャックの心象を良くするため、天使のように無邪気な妻のルセッタを使ってジャックを操ろうと画策する。その作戦が成功、ジャックがルセッタに夢中になっていく一方で、ストーン自身の内面にも変化が起こり始める。
■感想
宗教的な内容を含む心理ドラマ。アメリカンヒストリーXでもそうですが、エドワートノートンがワルから改心する時の演技は必見です。良く表現されていると思います。もちろんロバート・デニーロの演技もGOOD。重要な登場人物は4人で台詞を中心とした映画です。毎日同じように仕事をし定年間近。家に帰ればゴルフのTVばかり、会話も情熱もないつまらない男、つまらない男と結婚したことで人生の楽しみも失い、別れることもできず常に我慢して生きる信仰深い妻。タイトルにもなっているストーンは罪を犯し8年間服役し釈放を懇願するワルい男。宗教に目覚め改心していく事になります。そのワルの妻は神を信じず昼は幼稚園の先生として働くものの、夜は男を誘惑しては好き勝手に生きる女。全体を通して山場もなく一定のペースで終わる映画ですが、生真面目でな人間が背負う罪の意識、罪を犯した人間が改心し真面目になっていく対極性や、心理的描写、宗教的な部分が強く印象に残りました。徐々に対人の心理的力関係が変わっていき、最後には腑抜けたショボさ満載のロバート・デニーロ演じるジャック。演技も素晴らしいので、日本語字幕ではなく英語の台詞自体を理解できればもっと面白いんじゃないかなと思います。ジャックの妻のパチ切れての別れは現代の日本の熟年離婚を彷彿しました。
■評価
★★★☆☆
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