■タイトル
ゴーン・ベイビー・ゴーン
■あらすじ
「ミスティック・リバー」の原作者としても知られるデニス・レヘインの傑作ハードボイルド『愛しき者はすべて去りゆく』を、これが監督デビューとなるベン・アフレックが映画化した社会派ミステリー・サスペンス。ボストンを舞台に、少女誘拐事件の捜査を手伝うハメになった幼なじみの私立探偵コンビ、パトリックとアンジーが、事件の背後に広がる現代アメリカ社会の深い闇に直面して葛藤と苦悩を抱え込んでいくさまを痛切に描き出す。主演は、監督の弟でもある「ジェシー・ジェームズの暗殺」のケイシー・アフレックと「M:i:III」のミシェル・モナハン。共演にモーガン・フリーマン、エド・ハリス。また、誘拐された少女の母親ヘリーンを演じたエイミー・ライアンがアカデミー助演女優賞ノミネートをはじめ多くの賞を受賞するなど高い評価を受けた。パトリック・ケンジーとアンジー・ジェナーロは、ボストンで私立探偵として働く幼なじみのカップル。ある日、4歳の少女アマンダが誘拐される事件が発生、テレビでも大きく取り上げられ、ボストンの街は騒然となる。そして、事件発生から3日目、警察の捜査に進展が見られない中、アマンダの叔母夫婦が、街の裏側に精通するパトリックたちのもとに捜索依頼に現われる。人捜しと言っても単なる失踪ではなく、警察が捜査中の誘拐事件であり、自分たちの出る幕ではないと、あまり乗り気でないパトリックとアンジー。さらに、アマンダの母親ヘリーンにかなり問題があることが次第に明らかとなり、ますます気の重い2人。それでも叔母の必死な願いを聞き入れ依頼を引き受けた2人は、さっそく独自の人脈を使って事件の真相を探り始めるが…。
■感想
ベン・アフレック初監督作品。行方不明になった少女を見つける為に謎を解きつつ少女を見つけ出す。そんなミステリー映画かと思ったのですが、それだけに留まらず中身が非常に濃い作品でした。少女行方不明~依頼~と前フリも終わり、いよいよここから謎解きが始まっていくんだなと思いきや、アッサリと事件は収拾し忘れられていく。良い意味で肩透かしを食らいました。様々な展開が一つに結び付き結末に繋がっていくわけですが、テンポも悪くなくカメラワークも良かったので見入ってしまいます。徐々に少女の行方不明の事実が明らかになっていくのですが、それが理由だったのか!と思えば、しっとりと二転三転して更なる事実が明らかになっていくのには目を見張るものがありました。詰め込みすぎた感がありますが、うまく見せている部分に好感が持てます。「正しいのはどっちだ?間違ってるのはどっちだ?」そんな問題提起型の後味の悪い結末ではありますが、深く考えさせられる作品でした。いくら考えても正しい答えは出ないような気がします。あの決断だったからこそ深く印象に残る作品となりました。
■評価
★★★★☆
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