■タイトル
ブロウ
■あらすじ
1970年代にアメリカの裏社会に君臨した伝説の男ジョージ・ユング。映画では、自ら密売ルートを開拓し、アメリカのほとんどのコカインは彼のモノだと言われていたユングの両親との関係、友人の裏切り、そして妻、愛すべき娘との別れを通して、彼の人生を描いていく。ちなみに『ブロウ』とはマリファナ、コカインなどドラッグ吸引を意味する俗語。幼少時代、極貧を経験したジョージ・ユング(ジョニー・デップ)は、1960年代後半、カリフォルニアでドラッグの密売をはじめ、みるみる商才を発揮する。しかし72年、販売目的のマリファナ不法所持で逮捕。だが獄中で裏社会の大物パブロ・エスコバルに出会い、彼の信頼を得たことで、ジョージの名はますます轟くことになる。70年代後半、ジョージの提供するコカインはバブル期のアメリカにおいてパーティー・ライフの必需品と化した。またその頃、久々に愛を注げる女性マーサ(ペネロペ・クルス)に出会い、2人は結ばれ娘をもうける。しかしジョージの人生は、80年代に入ってから凋落していく。彼は熱烈に娘を愛するが、足を洗おうとしても裏社会から抜け出せず、何度も服役し、妻と娘の愛を失う。そして、いまも服役中のジョージ。ある日、初めて面会に来てくれた娘を抱きしめるのだが、それは幻だった。
■感想
コカイン密輸人のジョージ・ユングを元にした実話の作品。「ブロウ」とはマリファナ、コカイン等ドラッグ吸引を意味する俗語です。麻薬で全てを得て、全てを失う切ない物語。何度も逮捕され裏切られる。それでも許すという優しさが仇となりまた裏切られるジョニーデップ演じるジョージ・ユング。妻の出産の立ち合いでコカインやりすぎて倒れたりするシーンがやたら印象に残っています(笑)足を洗ってから酒も薬物もナシで良い家庭を築きたくて子育てに没頭するも結局また薬物売買へ。犯罪で大金を得て簡単にのし上がる方法を知ってしまったら、抜け出すのは難しいパターン。実話の長い年数を纏めただけに若干ダレますが、娘への愛は本物。犯罪者とはいえ、感情移入してしまいます。ただの麻薬王の成り上がりから、破滅までの映画ではなくて人間ドラマも深く挿入されていて見応えはありました。なによりもジョニーデップの演技が素晴らしく、歳を取る事に腹が出ていったりと細かいところもしっかりしてて抜け目なし。終盤になるにつれて切なさを感じる場面が多くなるのですが、トイレから戻ってくるやいなや周りの微妙な雰囲気で全てを察知し「呼べよ…」この台詞が深く頭に焼き付きました。逮捕されても、裏切られても、何十年も懲役に入ってもかまわない。しかし娘との約束を果たせず愛する者を失ったと後悔に苦しむことに…。ラストシーンはかなり切ないです。今でもまだ娘に会えてないらしい。娘さん、よかったらお父さんに会ってあげてくれませんか?「You're the only good thing in my life/お前がすべてだ」
■評価
★★★★☆
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