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■タイトル
ゴモラ

■あらすじ
“カモッラ”とはイタリアのナポリを主な拠点とする都市型の暴力・犯罪企業集団。18世紀に端を発し、イタリア最古で最大の犯罪組織とも言われ、所属するメンバーは“カモリスタ”と呼ばれていた。抗争の絶えない地域で育ったトト(サルヴァトーレ・アブルツェーゼ)は、ある組織の一員となる。ところが、友人のシモーネ(シモーネ・サケッティーノ)は対立組織に参加し、2人の友情は終わりを告げる。抗争が激化していく中、悪事に手を染めてゆくトト。そんなとき、組織から下されたある指令が、彼の人生を大きく変える……。組織の帳簿係ドン・チーロ(ジャンフェリーチェ・インパラート)は、思慮深く何事にも深入りしない性格。だが、シモーネの母マリア(マリア・ナツィオナーレ)から息子が敵対組織に加わったと聞き、悩んだ末、敵側に寝返ることを決意。自分の命と引き換えに仲間を売った彼を待ち受けるものとは……。若い技術者たちが、高収入で安定した産業廃棄物処理会社の仕事。だが、その実態は有害物質の不法投棄や過酷な労働環境など、想像を絶するものだった。理想と現実の狭間で夢破れたロベルト(カルミネ・パテルノステル)は、ある決断をする……。組織が仕切る高級オートクチュールの下請け工場で不正な仕事に就いている仕立屋のパスクワーレ(サルヴァトーレ・カンタルーポ)。腕に自信を持ちながらも、正当な評価を得られずに苛立つ彼に、中国人の縫製業者が近づいてくる。持てる技術を見込んで、自分の下にいるお針子たちを指導してくれと言う。話に乗った彼は、会社に内緒で手を貸すが、待っていたのは、裏切りに対する報いだった……。マルコ(マルコ・マコール)とチーロ(チロ・ペトローネ)はケチな犯罪を繰り返す2人組。その行動は、組織から秩序を乱すと考えられていた。ある日、偶然見つけた組織の倉庫から大量の武器を強奪。そして彼らには、凄惨な運命が待ち受けていた……。

■感想
経営と闇社会、産業廃棄物を埋める事業、震災以降の今の日本でも考えられなくもない問題点もあり非常に興味深かい映画でした。経済統合が進むユーロ圏の格差、悪事は当たり前、それが正義の社会派ドラマ。カモッラに入った少年、カモッラの会計担当の人間、産業廃棄物を不法投棄するビジネス、2人組のチンピラ、縫製工場のデザイナー兼技術指導者、それぞれのドラマが同時進行していきます。これと言った見せ場や鬼気迫るものは無いが、イタリアの闇社会がどす黒く映し出されている告発映画。いつか座を奪ってやるとトニー・モンタナに憧れる悪童2人組を難なく捩じ伏せ、「力こそ正義なり」と言わんばかりに子供達にトラックを運転させるサウザー直系の世界。まさに“必要悪”とマフィアが全てを牛耳って手を切ることすら難しい、生活にマフィアが溶け込んでいる現状を映し出した、かなり強いメッセージ性があります。実際にカモッラに潜入調査をしたという著者のロベルト・サヴィアーノは命を狙われ、24時間警察の保護下に置かれているらしい。恐ろしや。

■評価
★★★☆☆

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