準天頂衛星システムは、産業の国際競争力強化、産業・生活・行政の高度化・効率化、アジア太平洋地域への貢献と我が国プレゼンスの向上、日米協力の強化及び災害対応能力の向上等広義の安全保障に資するものです。
諸外国が測位衛星システムの整備を進めていることを踏まえ、我が国として、準天頂衛星システムの整備に可及的速やかに取り組むこととしています。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20181101/08/mostagile/08/75/j/o0960064614294904188.jpg?caw=800)
衛星測位サービス
QZS4機のうち1機以上のQZSが可視となる範囲を仰角毎の線として示している。(図中に示す数値は、仰角 [deg] を示す。)このうち、仰角10deg線の内側が、衛星測位信号を受けられる領域になる。
SIS精度
全ての信号について、「2.6m(95%)以下(RMS誤差1.3m)」を満たす。
電離圏精度
電離圏パラメータは広域エリアと日本近傍エリア向けの2種類があり、それぞれの対象領域内でのみ使用できる。それぞれの平均電離圏誤差は、「7.0m(95%)以下(RMS誤差3.5m)」を満たす。
UTC精度
QZSS時刻とUTC(NICT)とのモジュロ1秒の時刻オフセットを示すパラメータの精度は、「40ns(95%)以下(RMS誤差20ns)」を満たす。
アルマナック精度
アルマナックの精度は、以下を満たすものとする。
(1)アルマナック(LNAV(L1C/A))
- 位置精度:10km(3D-1σ)以下
- クロックオフセット精度:135m(1σ)以下
- クロックドリフト精度:50m/day(1σ)以下
- SIS-URE:3.0km(1σ)以下
- SIS-URRE:0.3m/s(1σ)以下(軌道制御期間を除く)
- SIS-URRE:30m/s(最大)(軌道制御期間を含む)
(2)Midiアルマナック(CNAV2(L1C), CNAV(L2C,L5))
- 位置精度:10km(3D-1σ)以下
- SIS-URE:3.0km(1σ)以下
- SIS-URRE:0.3m/s(1σ)以下(軌道制御期間を除く)
- SIS-URRE:30m/s(最大)(軌道制御期間を含む)
(3)Reducedアルマナック(CNAV2(L1C), CNAV(L2C,L5))
Reducedアルマナックの精度は規定しない。
地球回転パラメータ(EOP)精度
地球中心地球固定座標系と地球固定慣性座標系との座標変換に必要となる地球回転パラメータ(EOP)の精度は、以下を満足する。
X及びYの各軸の極運動精度:1.0mas(※)(95%)(≒20cm@QZS高度)以下(RMS誤差0.5mas)
UT1-UTC:2.0ms(95%)(≒666cm@QZS高度)以下(RMS誤差1.0ms)
((※)mas:milliarcsecond)
準天頂衛星と他GNSSとの時刻オフセット(GGTO)精度
QZSS時刻とGPS時刻のモジュロ1秒の時刻オフセットを示すパラメータの精度は「2.0ns(95%)(RMS誤差1.0ns)」を満たす。
製品紹介(2018年)
ソニー「Xperia XZ2 Premium」(スマートフォン)
- 製品名:Xperia XZ2 Premium
- メーカー:ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社
- 対応信号:L1C/A(衛星測位サービス)
- 発売年月:2018年7月
- 製品概要:NTTドコモ、auから2018年夏モデルとして販売されたスマートフォンで、みちびき、GPS、GLONASS、BeiDou、ガリレオの5つの衛星測位システムに対応しています。Xperiaスマートフォンの中でもハイエンドとなるこのモデルは、背面デュアルカメラ(2眼カメラ)を搭載したことが特徴で、カラーセンサーで取得した色情報と、モノクロセンサーで取得した輝度情報を融合する方式により、暗い場所で効果を発揮する超高感度撮影が可能です。
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