地震発生確率と震度予測マップ[2018年版]
「防災科学技術研究所」が発表している今後30年以内に、震度6弱以上の地震が予想される地域(予測地図)と発生確率。
防災科学技術研究所、内閣府、文部科学省、気象庁が公表している資料等を元に、地域別(太平洋側を中心)の発生確率および近い将来に発生が予想される「南海トラフ地震」などの巨大地震について、概要をまとめています。
確率予測地図(出典:地震ハザードステーション)によると、北海道根室地方、関東地方、東海から四国では「南海トラフ巨大地震」の発生が予想される太平洋側で、確率が高くなっています。
震度6弱は人や建物への被害が拡大する目安です。
震度6強 | 耐震性の低い建物で傾き・倒壊 |
震度6弱 | 耐震性の低い木造建物で瓦の落下、建物の傾き |
震度5強 | 歩行が困難。固定していない物が落下、倒れる |
[目次]
- 1970年以降に発生した震度6以上の地震
2000年頃から目立ち始めています。 - 南海トラフ巨大地震について
最新の発生確率、被害想定、津波の高さ・到達時間 - 発生確率が高い巨大地震
茨城県沖プレート地震の発生確率は90%程度以上 - マグニチュードと震度
全国の地震動予測(震度6弱以上)
2018年1月1日現在の予測(J-SHIS 地震ハザードステーションから)
※平成30年6月26日発表分を更新しました。
太平洋側地域の確率分布
近畿地方
「南海トラフ地震」が発生した場合、和歌山県から大阪府、兵庫県まで甚大な被害が予想されています。特に和歌山県の沿岸部においては、もっとも津波の到達が早い場所で地震発生から僅か2分で最大20メートルの津波が予想されています。また御坊市や太地町など15市町で、震度6弱以上の発生確率が70%以上と予想されています。
大阪府は独自の調査を行った結果、巨大津波が発生した場合に川を津波が遡上する「河川津波」の影響で、府内の死者数はおよそ13万人(国の想定の10倍)になると推計しています。
※Webから