鈴の落下に注意! | Space

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Opened in harvest moon (full moon) of the Mid-Autumn
Since 2013.9.19

基本となるのは「自助」、一人一人が自分の身の安全を守ることです。



神社の鈴緒(スズオ)又は鈴の緒(スズノオ)の鈴は神社により必ずしも安全に取り付けられていないだろうし、設備点検がきちっとされているか疑うざるを得ない神社もあることらしい事に初めて気が付かされました。

鈴緒を備える各神社共通の課題ですが、
鈴取り付け方法の法制化はされていませんから、どんな取り付けでも現状は正しいとは思いますが、しかし絶対人に危害を負わせないように施工する義務は有ると思います。

参考までに、
不完全な鈴の取り付け例
1.鈴緒に輪を作らないで細いロープだけで鈴の輪に通して固定している。
(鈴緒で輪を作ると鈴緒の長さは短くなる。やむ無く又は知識不足で鈴緒で輪を作らない、又は別の方法があるから。条例や法的に鈴緒と鈴の取り付け方法は法制化していないと思います。)

※鈴の落下は今回が初めでなく以前にも別の鈴緒から鈴が落下しているようですから危機意識と再発防止対策は必要と思います。

正しい『本坪鈴(ほんつぼすず)』の取り付け例
1.細いロープで鈴緒にも輪を作る。
2.鈴緒の輪と鈴の輪を針金でしっかり取付けます
3.次に、針金の上からロープでしっかり取付けます。
その際、なるべく針金が見えないように端から巻いていただくと、綺麗に仕上がります。

下の写真の様な
取付け場所の金具へロープで取付けるにも針金との併用をお奨めします。
藁芯布巻き製の様に鈴緒の輪が金物で出来ているような場合、適当な金物を使用して、取付け場所の金物に、直接付けていただいても結構です。

※針金で先にしっかり取付けることをお奨めします。幾度も振って使うものですので摩擦による消耗を考えますとロープのみの取付けですと少し不安があります。

設備点検にも疑問が沸きました。参拝者により繰返し揺さぶられる鈴は常に安全に管理されたいものです。

しかしながら、参拝者には不完全に取り付けられていても、また磨耗していてもそれを把握できません。

参拝で鈴を鳴らすと時に突然頭上から落下することもあるので

参拝するなら注意しようと思いました。


"天井から二重ワイヤーで鈴は固定"を提案
現状の鈴緒と鈴は細いロープと針金で固定する例を示しているがこれでも鈴落下の不安は拭えない。
そこで鈴緒とは別に、天井から二本目の金属製のワイヤーを取り付け鈴の輪に通して固定。
ワイヤーの二重化をはかり、安全な施工を提案します。


※金属製の鈴と非金属製のロープが、鈴の緒を揺さぶる度の摩擦でいずれ非金属製のロープが破断することが見てとれる。
鈴緒の輪と鈴の輪は針金でしっかり取付ける必要があります
更にワイヤの二重化も必要と提案します。
鈴緒も随時に設備点検が必要です。
又目視点検なら毎日、毎時間出来ます。
参拝者の様々な安全祈願を裏切らないようにされることを神々に祈願したいところです。

さて、『鈴緒』は、神様にお願いをするとき、参拝の方が触れることが出来るただひとつのもの。
それは縋るもの。
心を込めて、両手でしっかり握り振りたいものです。

でも、あまり力いっぱい振らないでください。ほこりが落ちてきたり、割れた鈴が落ちてきたりするかも。
どうぞご用心を。


※初めから鈴緒の無い神社もあります。


自分の命は自分で守る。
鈴が落下するからどうかの点検は、参拝者自らが鈴を鳴らす前に頭上のロープの鈴を辺りを目視しながら鈴緒をゆっくり左右に少し回転させて確認出来ます。
自分の安全や家族等の安全祈願は自己防衛も必要に成っております。


参拝の作法
・障害保険(自他の保証付)に加入していることを自宅を出るときに確認します
・先ず手や口を清めて神前に進み軽くおじぎをします
・ヘルメットをかぶります。
・暗い所ではヘルメットに照明器具又は懐中電灯を使います
・鈴の緒から出来るだけ手前に離れてロープの頭上を見上げ、ロープを左右にゆっくり回転させながら、ロープと鈴を付けている紐が切れかけていないか目視して安全か危険かを目視して安全点検します
※鈴の緒が複数本ある場合は全ての鈴の緒の鈴を予め点検しておかないと、隣の参拝者の鈴が自分の頭上に落下することはあり得ます。(遭遇したので)
・賽銭を入れます
・鈴から目を離さずに鈴を鳴らします(鈴が落下したら、大声で逃げろ!と叫びなから鈴の落下地点から遠ざかり、他の参拝者の被災を未然に防ぎましょう)
・二拝(深くおじぎを二回する)
・二拍手(手を二度打つ)
・一拝(深くおじぎを一度する)
・軽くおじぎをして神前から退ります

※鈴緒を優しく、或いは激しく揺さぶって、神々に祈願する前に身の安全確保が必要です。

※鈴緒

神社や仏閣へ詣で、賽銭(さいせん)を投げて、垂れ下がっている布綱を振ってを鳴らし、願い事がかなえられるように祈る。この鈴を鳴らす布綱を鈴のという。参拝の時に鈴を鳴らすのは、高いところにいる神仏を呼び覚まし、長いもの(緒)に降臨を願うためである


























・海の安全
・商売繁盛
・家内安全
・神社安全
・その他何でも祈願

開運招福
人身事故を未然に防ぐことは参拝者、神社関係者双方の幸せ継続につながります。

<落下事故>静岡の神社で境内の鈴が落ちる 中学生が鼻骨折(毎日新聞)

2010/01/05 22:06
3日午前9時50分ごろ、静岡市駿河区八幡山の八幡(はちまん)神社で、境内の鈴が落ちて参拝客に当たったと119番があった。初詣でに来ていた同区の中学2年の男子生徒(14)の顔に当たり、鼻を骨折した。静岡南署は、管理に問題がなかったか神社から事情を聴いている。

 同署によると、鈴はしんちゅう製で直径約28センチ、重さ約3.5キロ。拝殿前の高さ約3メートルのはりに、直径約6ミリの金属製の留め具で固定されていた。男子生徒が鈴緒を振ったところ、留め具が折れて鈴が落下したという。留め具は金属疲労で折れたとみられる。

 八幡神社によると、05年ごろ鈴を取り付けたが、その後は点検していなかったという。同神社には例年、三が日に約5000



ニュートンのリンゴの木

イギリスの物理学者・ニュートンが、りんごの実が落ちるのを見て「万有引力の法則」を発見したことは有名です。そのりんごの木は、ニュートンの出生地であるイギリス中東部・ウールソープ村にありましたが、その後ミドルセックス国立物理研究所に移植され、接木法によって代を重ね今日に至っています。




災害時に命を守る一人一人の防災対策

一番大切なのは、一人一人が取り組む防災

基本となるのは「自助」、一人一人が自分の身の安全を守ることです。