<鬼は外?>
旅館へ着く頃は、日向には殆ど雪も無く順調に宿へ到着。
宿は「月夜野温泉 美人の湯と摘み草料理の宿 真沢の森」
ちなみに「さなざわ」と読みます。
「じゃらん」の口コミ評価は高得点のお宿です。
イメージ的には、和風のロッジ風のお宿です。
外は、冬。日も落ちかけ、やはり散歩は無理です。
周りは、田園と山林だけです。夏ならホタルが観られるとか。
(・・・回りくどい言い方でした。周りには何も無いのです。暇です)
だから、今、楽しめる事は、ただひとつ。「温泉」だけでした。
しかし、ここからが私の不運が始まりました。
この宿。天然温泉なのですが、その温泉が「別棟」にあるのです。
温泉に入るには、外階段で温泉棟に下りなければなりません。
当然、私も浴衣で粉雪が舞う中を、お風呂へむかいました。(このような状況は風流とは言いません。)
脱衣所は、床暖房もきいていてとても暖か。浴室は、換気のため窓を開けており、湯気が冷やされ、濃霧状態で、大袈裟では無く、隣の人の顔も見えない程真っ白な世界です。
湯加減は良く、私の肌でさえスベスベになるくらいGOODな温泉でした。
そして、気持ちよく粉雪の中を部屋に戻るわけです。(寒さ倍増)
娯楽施設がない本宿では、次の楽しみは夕食です。
選んだ料理は、懐石料理です。一つ一つおいしく頂きました。
他に「つみくさ料理」というコースもありました。(雑草より懐石ですよネ?)
ここで、異変。
我が家では、車で出かけたときは「運行責任者の私は不測の事態備えアルコールを控える。代わりに愛妻が飲むもの」というルールがあります。
しかし、この日に限り、我妻から、「ビールを飲んで良い」旨の許可が下りました。
私はすかさず「地元の黒ビール」を飲ませていただきました。
久々に美味しかったです。(濃く苦みがありウマ~イ)
至福の中、ゆっくり食べても1時間少々。
これからが、長かったのです。
知らない間に、外を見ると雪も本降りになっておりました。
しかし、多少アルコールの入った私は部屋に戻ると布団に倒れ込みウトウト。
客室は、暖房をつけていないと寒いのですが、布団を掛けると暑く感じる微妙な状況。
気がつくと掛け布団を蹴飛ばし、寒さで目を覚ましました。
あっ!「喉がイタイ」(風邪だ)
「温泉に入れば」と思ったのですが、まだ、AM4時前。
温泉棟は外のため、夜中の0時から朝6時までは宿に鍵がかかり利用する事が出来ない決まりです。
眠れません。家族は寝ておりTVを観る訳にもいかず、喉の痛さで眠気も覚めた私。
AM6時までの約2時間。前日の反省と帰りの混雑を頭の中で繰り返しながらひたすらお風呂が開くのを待ちました。
やっと6時です。「寝起きの一風呂」と浴場へ。
雪も降り続いております。(サブ~)
体温を上げればウィルスは死滅する。の理論が、更に追い打ちをかけ、自身の体力も70%低下に。
食事を済ませ、早く「帰ろう」と急ぎチェックアウト。
発進すべく車の雪を下ろしていると、非常にも「お土産を買いたい!」という娘の一言。
気がつくと、多数決に負け、一晩積もった雪をかき分け、峠を越えておりました。(私の風邪の症状理解して頂いております)
行き先は「道の駅 たくみの里」です。
(ここは道の駅を中心に食べ物や工芸品、果樹園などが密集した街が形成されております。冬より夏の方が色々と楽しく過ごせる所です)
当然、運転は私です。
民主国家は全て多数決で決まります。
(教訓:大統領を要する民主国家は、民主主義とは逆に強い独裁的なリーダーが好まれます。失礼、民主国家では独裁では無くリーダーシップといいます。但し、日本国は総理大臣。求められるのは強いリーダーでは無く便利なリーダー。つまり私と同じような都合で選ばれている訳です。だから良くなりません。勉強、勉強)
何故か?節分早々なのに。いなくなったはずの「鬼達」が車の中でお菓子を食べておりました。(赤鬼、青鬼、そして鬼嫁。不思議な事に車の鬼は全て女でした)
やはり、昨日のビールは布石かと反省。まだまだ修行が足りません。小さい小さい
しかし、早く帰りたいの一心で、車は、雪煙を毎上げ(粉雪の新雪だと本当に雪煙ってたつのですネ)、たくみの里へ。(スタッドレスで、しかも新雪のため意外と車は静かです。そのため、鬼達は静かにお休みとなりました)
たくみの里での買い物も終わり、私の体力も残すところ、20%を割り込み。
されど、「早く帰りたい」という私の思は、次の瞬間、「焼きまんじゅうが食べたい」の一言により一瞬でかき消されてしまいました。
されど、ここは我慢。
焼き上がった群馬名物の焼きまんじゅうも機嫌良くお召し上がり頂きほっとしたのもつかの間。
今度は、なんと壁のポスターを見つけ「イチゴ狩り」の話が浮上。流石にこれ以上は・・・・とっさに次の一言を伝えました。
「帰り、渋滞しなければ良いね」この言葉が予想外に効きました。
渋滞しても寝ている鬼達です。しかし、その鬼達が恐れる事が1つだけありました。当然、大豆ではありません。トイレ問題です。走行中はもとよりサービスエリアでも、特に女性トイレは大混雑します。
そんな自分たちが困る計算はスーパーコンピューター並です。
即、帰路につくことになりました。
運良く、渋滞も無く、車の中はイビキだけ。
1回だけ、笹団子を買うためPAの中を走りました。
そして、無事帰ってこれました。
いや、無事では有りません。この風邪が本当に長引きました。
くだらない、愚痴におつきあい頂きありがとう御座いました。