消灯時間過ぎてます。 | 無粋者の粋なひと時

無粋者の粋なひと時

たまには、の~んびりとした日常を気にしてみるのも悪くないかも?

近々退院出来そうです。
初めての入院のせいか、正直 今回は、本当に「死」を覚悟しました。
しかし、大病で無くて本当に「感謝」です。

入院して改めて気づきました。
生と死が常に表裏一体に有ることを。

立って半畳、寝て一畳」とは良く言ったものだ。
一畳程のベッドが4台並ぶこの部屋の中に、それぞれの生死が混在している。

そこに、生死が有ると言うことは、また、そこを起点とする、幾重にも織り込まれた「人生たち」が確かに存在している。

連なる面会者は、間接的に伝わって来る、この「生と死」をどのように味わっているのだろうか?

本人意外は、何も考えていないのでは・・・・? と思いたくなる事も屡々。

常に、「死」を意識し生きる事は確かに疲れる・・・し、合理的に考えれば、大変「無駄」な作業時間である。

しかし、単に生きることだけ考えるのも、この年齢では、とても「青臭く」思えて来る。

消灯時間も過ぎ、眠れない男の戯れ言。
誰も耳を貸す者など居ない時間帯で有る。

しかし、外の景色は、たった1枚の硝子窓を隔てた外の景色は、こんな日でも間違い無く動いている。活きている。

自分自身、何を言いたいのか判らなくなった。

ただ、ハッキリと言える事が1つだけ有る。
こんな、「生き死に」の事を考えられるのも「生きている」特権なのかな?