カンアオイの鉢の雑草取り+せっせと苔やノチドメを植え付けている苔毬です。
TOP写真は今うちで1番美しい葉っぱと思っている葉っぱ。
![]()
![]()
この葉脈もはっきりした下り藤模様、かっこよすぎ~![]()
(この葉脈柄って細辛世界では何て呼ぶんだろう?誰かオシエテ!)
この覆輪ぽいアラレ班も好きなんだけどね!
![]()
うちにあるのは全部原種だから葉形は良くないし、一過性の柄な事が多いんですけど、充分楽しい!
さて、カンアオイの園芸種は”細辛”と呼ばれ、毎年”名鑑”が出ていたりします。
苔毬は「いつか静岡の原種カンアオイのウェブ図鑑を作りたい」と密かに思っている原種派なので、園芸種に関しては詳しくはないのですが、それでもなるべく手元に置く株は出来る限り価値がありそうな物の方が良いワケで、良い株を選ぶ基準として、細辛の”芸”と呼ばれる”好ましい特徴”のある株を選択基準に取り入れているのですが、これが結構奥が深いのです。
古典園芸植物と言うのは昔から日本で栽培され、好ましい姿に改良されてきた植物なので、各植物によって独特の美の基準
があって、それがマニアック!![]()
今回は好ましい葉姿について書こうと思います。
葉の形や模様については品種によって様々なのですが、共通して好ましいとされる事が2つあります。
1つ目は
”襟”と呼ばれる葉の基部が深く合わさっているほど良い
~と言う事。
これは昔の日本人が着用していた着物から来ている美の基準と思われ、古典園芸植物はお殿様などへの献上品でもあったので、襟は深く(慎み深く)正すに限る~と言うところでしょうか。![]()
~って感じなので、もしお店で同じ品種のカンアオイが並んでいたら、できるだけこの部分が深い葉姿の個体を選びましょう。![]()
ただし、原種の場合は固定されていないので同じ株から浅いのと深いのとが出てたりします。
![]()
そして
もう1つの共通の好ましい特徴は茎の部分が緑な事で、これは”青軸”と呼ばれます。
![]()
(
ヒメカンアオイ準青軸素芯@潤みに入るかも!)
”青軸素芯(あおじくそしん)”って聞いたことはないですか?
山野草や古典園芸植物全般で飛び交う言葉なのですが、本来は色がついているはずの茎が緑で花も緑や白の個体を指す言葉で、その世界ではとても珍重されています。
今回は葉っぱの話なので花の事は省きますが、細辛のほとんどがヒメカンアオイを元にした改良種と言われていて、ヒメカンアオイは基本的に茶色がかった紫色の茎(”泥軸”)なので珍重されているのです。
ただ、シイノミカンアオイのように元から一見青軸っぽいけど良く見ると紫がかってる”うるみ軸”と呼ばれるタイプのカンアオイもあるので要注意!
![]()
![]()
2枚目の写真のなんか青軸にしか見えないけど潤み軸ですよ!
~と言う事で、同品種が並んでいたらなるべく緑で色素の薄い茎の個体を選びましょう。
とは言え、細辛名鑑に載っている品種は先人達の努力でほとんどが襟の深い青軸なんですがね!![]()
ただ、例外があります。
”昼夜芸”と呼ばれる葉の裏側が赤い特徴のあるものは、それだけで珍しいので許容される傾向なのです。
![]()
![]()
主に葉裏の葉脈が赤いのは昼夜芸と言うより裏芸カテゴリの”裏紅亀甲”ってやつかもですが、1枚目の右側の色の濃い奴と新葉は昼夜っぽいし泥軸です。
裏紅亀甲の方がカッコイイから満足だけど!![]()
もちろん、ここでも先人たちの努力で青軸なのに昼夜芸なんてのもあるようですが!![]()
(”緒房亀甲”って銘のやつとか。)
何となく日本人らしさを感じるこのマニアックさ、青薔薇作出に夢中な西洋にも負けてない面白い世界と思いませんか?
皆でカンアオイやろうず!![]()
Click and see my works












